
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月16日 07時00分
本日の相場見通し/SQ値(15303.19円)を下回らない限り、堅調に推移
13日の米国株式市場では、NYダウは4日ぶりに反発し、前日比15.93ドル高の15755.36ドル、ナスダック総合株価指数も4日ぶりに反発し、前日比2.572ポイント高の4000.975ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.22(1.42%)高の15.76だった。来週にFOMCを控え、量的金融緩和策の先行きを見極めたいとのムードが強かった。
NY円相場は反発し、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=103円15~25銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発し、前日比20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=141円90銭~142円ちょうどで取引を終えた。
NY原油先物相場は反落した。WTI期近の1月物は前日比0.90ドル安の1バレル96.60ドルで終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発した。2月物は前日比9.7ドル高の1トロイオンス1234.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は15475円大証清算値比5円安だった。
本日の日経平均は12月のSQ値(15303.19円)を下回らない限り、堅調に推移する見通し。想定レンジは15400円~15600円程度。なお、13日のNY外国為替市場では多少円高に振れたため、これが再び103円台後半の円安に振れない限り、日経平均の上値は重そうだ。一方、下値は下値で売り叩く材料が見当たらないため、堅いだろう。
12月のSQを通過したことで、欧米の投資家はクリスマス休暇入りし、国内の機関投資家も年末を意識して積極的な売買は手控える公算が大きい。欧米勢中心に市場参加者が減少する中、アクティブ個人や証券自己の存在感が一段と増す見通しだ。そうなると、仕手系材料株や、新興市場に投機マネーの流入が加速しよう。アクティブ個人の活性度が上がると、人気化するのが、スマホ・アプリ・ソーシャルゲーム関連銘柄だ。
ところで、個人の株式を売却して得た資金は多くが証券口座に滞留している。マネー・リザーブ・ファンド(MRF)の残高は11月に8300億円強増え、約9兆7500億円と過去最高水準になったという。待機資金は、NISA口座での取引開始日である12月26日から株式市場への再流入を加速させる公算が大きい。また、12月第1週の個人が買い越しに転じたため、証券優遇税制廃止に絡む売りは峠を越えたとみてよさそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)