
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月21日 06時56分
本日の相場見通し/円相場が若干円高気味のため、日経平均の上値は重そう
18日の米国株式市場では、NYダウは反発、前日比28ドル高の15399.65ドル、ナスダック総合株価指数は3日続伸、同51.13ポイント高の3914.28ポイントと2000年9月8日以来、約13年ぶりの高値を付けた。恐怖指数(VIX指数)は同0.44(3.26%)安の13.04だった。GEなど好決算銘柄が上昇し、指数を押し上げた。とりわけ、グーグルが大幅な増益決算を17日夕に発表し、同社株は1000ドルの大台を初めて突破し、1011.41ドルで終え、ナスダック指数を押し上げた。
NY円相場は続伸し、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=97円70~80銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反発し、前日比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=133円70~80銭で終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の11月物は前日比0.14ドル高の1バレル100.81ドルで終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落した。12月物は前日比8.4ドル安の1トロイオンス1314.6ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は14620円大証清算値比30円高だった。
米株は堅調ながら、円相場が若干円高気味のため、日経平均の上値は重そう。想定レンジは14500円~14700円程度。米国の財政問題への与野党協議の混迷もあり、多くの投資家が様子見スタンスを崩さなかったため、東証1部の売買代金が減少傾向にある。また、この問題が一応解決したにも拘らず、QE縮小先送りを主因に円安が一服しているため、主力の輸出関連の値動きが鈍く、18日の東京株式市場の商いは低調だった。つまり、市場エネルギーは低調だ。これでは、売り物をこなして、日経平均が上値を追うことには難しい。
なお、物色面では、経済産業省が大手電力会社が持つ顧客の利用情報を新規参入業者に開示することを義務付けると伝わり、電力小売りの自由化関連などが人気化しそう。また、2020年に開催される東京五輪に向け、複合観光施設(統合型リゾート)の整備を推進する動きが活発になっているとも伝わり、カジノ関連にも物色の矛先が向かいそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)