
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月07日 08時06分
本日の相場見通し/ドル安・円高リスクが高く、日経平均の上値は限定的
4日の米国株式市場は3日ぶりに反発し、NYダウは前日比76.10ドル高の15072.58ドル、ナスダック総合株価指数は、同33.41ポイント高の3807.75ポイントだった。共和党のベイナー下院議長が「債務不履行は回避する」と述べたと伝わったことが好感された。米政府機関の一部閉鎖に関しても、市場では週末にも問題解消に向けて事態が進展するとの思惑が浮上した。なお、4日発表予定の9月の雇用統計の公表は見送られた。
NY円相場は6日ぶりに反落し、前日比25銭円安・ドル高の1ドル=97円45~55銭で取引を終えた。円は対ユーロで反発し、前日比45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円95銭~132円05銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の11月物は前日比0.53ドル高の1バレル103.84ドルで終えた。NY金先物相場は続落した。12月物は前日比7.7ドル安の1トロイオンス1309.9ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は14200円大証清算値比160円高だった。
米株反発、対ドルでの円高一服は好感されるだろうが、米政府がデフォルトに陥るとの懸念が燻る限り、ドル安・円高リスクが高く、日経平均の上値は限定的だ。仮に、政府機関の閉鎖が解除されたケースでも、今月半ばには債務上限の引き上げという非常に深刻な問題が控えているため、投資家が簡単にリスクオンにはなれそうにない。もちろん、米国で与野党協議に進展があれば投資家はリスクを再び取りやすくなる。その意味では、相場の反転は米国の辟易するような政治ショーが終了するタイミングということになる。本日の想定レジは13900円~14300円程度。
物色面では、ノーベル賞関連への関心が高そう。7日の医学・生理学賞発表、8日の物理学賞、9日の化学賞が注目されている。また、膨大な量のデータを収集・分析する「ビッグデータ」を都市づくりに生かす取り組みが始まったと伝わり、この「ビッグデータ」関連への関心も高まりそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)