
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月11日 07時42分
本日の相場見通し/ショートの投資家が、デルタ調整の先物買いに走る
10日の米国株式市場では、NYダウは大幅続伸、前日比127.94ドル高の15191.06ドルと、8月14日以来ほぼ1カ月ぶりの高値だった。ナスダック総合株価指数は6日続伸、同22.84ポイント高の3729.02ポイントと、2000年9月28日以来、約13年ぶりの高値を付けた。恐怖指数(VIX指数)は同1.10(7.04%)安の14.53だった。シリア問題についてオバマ米大統領は10日にオランド仏大統領、キャメロン英首相と電話協議し、シリアが保有する化学兵器を国際管理するとのロシアの提案を国連安全保障理事会で協議することで合意したと伝わったことが好感された。
NY円相場は続落し、前日比85銭円安・ドル高の1ドル=100円35~45銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅続落し、前日比1円20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=133円15~25銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は大幅に続落した。WTI期近の10月物は前日比2.13ドル安の1バレル107.39ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに大幅反落した。12月物は前日比22.7ドル安の1トロイオンス1364.0ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は14585円大証清算値比185円高だった。
米株高・1ドル=100円台の円安を好感し、本日の日経平均は3日続伸する見通し。想定レンジは14300円~14700円程度。SQを週末に控え、膨らむ評価損に耐えられなくなった、デルタ・ショートの投資家が、デルタ調整の先物買いに走るとみている。また、安倍晋三首相が、10月1日に最終判断する消費増税に向け、9月末に成長戦略第2弾などを含めた経済対策をとりまとめるよう関係閣僚に指示したと伝わったことは、相場を力強くサポートしよう。
太田昭宏国土交通相は10日の閣議後の記者会見で、羽田と成田の両空港の発着枠の拡充に向けた検討を始めると正式に表明した。高速道路の老朽化対策も急ぐ構えだという。文部科学省は国立競技場の改築をはじめとする新施設や設備の設計に着手する。ただし、これらオリンピック関連銘柄群には9日以降、短期マネーが過熱気味に流入している。とりわけ、ゼネコン株は超過熱状態だ。このゼネコン祭りがいったん終了し、ナイアガラが発生したら、それが全体相場が一服するきっかけになりそう。これがいつくるかは、神のみぞ知るだが、それがくれば、盛り上がったマインドが急速に萎縮することは予想に難くない。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)