
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月02日 07時54分
本日の相場見通し/「閑散に裁定解消・追証絡みの売りあり」の展開も
8月30日の米国株式市場では、NYダウは3日ぶりに反落、前日比30.64ドル安の14810.31ドル、ナスダック総合株価指数も3日ぶりに反落、同30.43ポイント安の3589.87ポイントだった。7月の米個人消費支出の伸びが市場予想を下回ったことが嫌気された。NYダウ平均は週間ベースで4週連続の下落。4週連続は2012年10~11月以来、約10カ月ぶりのこと。
NY円相場は3日ぶりに反発し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=98円10~20銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前日比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円80~90銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落した。WTI期近の10月物は前日比1.15ドル安の1バレル107.65ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落した。12月物は前日比16.8ドル安の1トロイオンス1396.1ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は13320円大証清算値比30円安だった。
米株軟調、円高を受け、本日の日経平均は軟調推移が予想される。想定レンジは13100円~13400円程度。2日は米国がレーバー・デーの祝日で全市場休場のため、手掛かり材料が不足し、また、米国勢中心に海外勢の動きが鈍るため、超閑散相場が予想される。その意味では、「閑散に売りなし」の展開がメインだ。しかし、8月30日の日経平均終値は13388.86円で、25日移動平均線(30日現在13727.43円)、5日移動平均線(同13473.13円)共に下回り、チャートは悪く短期需給が悪く、相場は下振れし易くなっている。
このため、プットの売り方による先物へのデルタ調整の売りが出て、逆ザヤになるようなら、薄商いの中での裁定解消売りが出る見通し。このケースでは、「閑散に裁定解消売りあり」の展開が予想される。また、その際には、日経平均の下げ幅が拡大するため、「閑散に追証絡みの投売りあり」に発展しよう。
とにかく、いずれにせよ、多くの投資家は、「コツン」という音が聞こえるまでは買いを手控える公算が大きい。多くの場合、その音が聞こえる際には、ナイアガラの発生で、株式市場は買い方にって阿鼻叫喚の巷と化す。逆に、売り方にとっては呵呵大笑としながら、利食いの買い戻しを行うタイミングである。その局面になって、ようやく、バーゲンハンターが命の次に大事なお金を市場に投入してくる見通しだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)