
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月27日 07時32分
本日の相場見通し/日経平均の分水嶺は26週移動平均線(26日現在13613.96円)
26日の米国株式市場は3日ぶりに反落し、NYダウは前週末比64.05ドル安の14946.46ドルだった。ナスダック総合株価指数は0.22ポイント安の3657.57ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同1.01(7.22%)高の14.99だった。ケリー米国務長官はシリアのアサド政権が市民に対して化学兵器を使用したと断定、強く非難するとともに「オバマ大統領は責任をとらせる決意だ」などと述べた。これを受け、米国による軍事介入と地政学的リスクが高まったため、投資家心理が悪化した。
NY円相場は上昇し、前週末比20銭円高・ドル安の1ドル=98円45~55銭で取引を終えた。7月の米耐久財受注額が前月比7.3%減少し、米長期金利が下落し、円買い圧力が強まった。円は対ユーロで反発し、前日比45銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円65~75銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTI期近の10月物は前週末比0.50ドル安の1バレル105.92ドルで取引を終えた。NY金先物相場は小幅ながら3日ぶりに反落した。12月物は前週末比2.7ドル安の1トロイオンス1393.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物9月限(円建て)は13540円大証清算値比110円安だった。
米株軟調、対ドルでの円高基調が嫌気され、本日は売りが先行する見通し。日経平均の想定レンジは13350円~13650円程度。22日と23日とで空けた窓(13447.33円~13575.40円)埋めが意識されるだろう。なお、26日の東証1部の売買代金は1兆2759億円と今年2番目の少なさとなり、11日連続で2兆円を割り込んだ。市場エネルギーは著しく減少している。上よりも、下を警戒したい。
テクニカル上の日経平均の分水嶺は26週移動平均線(26日現在13613.96円)とみている。正直、トレンドは「上」はないとみており、「横」か「下」かの2択だ。26週線より上なら「横ばいトレンド」、同線より下なら「下降トレンド」だ。このような調整局面の想定のもと、短期資金は主力株を避け、中小型株に向かう公算が大きい。いわゆる、個別株物色でやり過ごそうというムードが継続しよう。
ところで、16日申し込み時点の信用買い残は2週ぶりに減少(209億円減)したとはいえ、買い残は2兆9992億円だ。5年半ぶりの高水準に膨らんだ5月31日の3兆1719億円から、それほど減っていない。信用需給が改善していない状況で、「5.23ショック」の絶対期日の11月22日が迫ってくる。時間切れに焦る買い方の投売りがどこで出てくるのか。相場が横ばいなら耐えられるが、今後、下向きが鮮明になれば、それがドッと出てくるだろう。押し目を待つ投資家は、そのタイミングを狙いたい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)