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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月21日 07時34分

本日の相場見通し/アジアの新興国株式相場に対して、東京市場は神経質に反応

20日の米国株式市場では、NYダウは5日続落、前日比7.75ドル安の15002.99ドルだった。一方、ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発、同24.50ポイント高の3613.59ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.19(1.26%)安の14.91だった。小売り各社の決算が予想を上回ったことが買い手掛かりだったが、21日に7月のFOMC議事要旨が公表されるため、これの内容を見極めたいとのムードが強かった。

NY円相場は上昇し、前日比30銭円高・ドル安の1ドル=97円20~30銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続落し、前日比35銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円45~55銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は続落した。WTI期近の9月物は前日比2.14ドル安の1バレル104.96ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。12月物は前日比6.9ドル高の1トロイオンス1372.6ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は13405円大証清算値比5円安だった。

米株・円相場共に方向感が乏しい。足元では、米10年国債の利回りが上昇し、それに連動してアジアの新興国資産が売られている。投資家のリスク回避姿勢が強まった結果だ。昨日、軒並み下げた、インドやインドネシアなどアジアの新興国の株式相場に対して、本日の東京株式市場は神経質に反応しそう。

日経平均に関しては、昨日の下落で26週移動平均線(20日現在13525.72円)を割り込んだことで、中期的な下落トレンドが発生したとの認識だ。今後は26週移動平均線と13週移動平均線(同13762.30円)を強力な抵抗にして、下値を模索する公算が大きい。日経平均の想定レンジは13200円~13550円程度。

チャートと需給悪化を背景に、9月13日のSQに向けて、先物・オプションのデルタをロングに傾けた投資家のデルタ調整の先物売りが、先物市場の需給を悪化させ、裁定解消売りを誘発すると同時に、レバレッジETFの先物売りも発生させるとみている。よって、短期的には、デルタ・ヘッジが一巡する9月13日のSQ前が「陰の極」になりそう。正直、今週からSQ週にかけては、多くの買い方が恐怖感を覚えるような強烈ナイアガラの発生確率は非常に高いとみている。

なお、信用評価損益率は9日時点でマイナス11.39%と、前週のマイナス8.67%に比べ、2.72ポイント悪化した。悪化は5週連続だ。信用買い方の手の内は悪化を続け、リスク許容度が日を追うごとに低下しているとみるべきだろう。そして、中期的には、日経平均が15942.60円の年初来高値を付けた5月23日の絶対期日の11月22日まで、信用需給が改善しないということも覚悟しておく必要がある。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)