< 来週の為替見通し/レンジは1ドル=98.50-102.00円を想定

外資系6社、売り1180万株、買い1650万株、差引き470万株の買い越し >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月05日 06時36分

本日の相場見通し/想定レンジは14200円~14500円程度

2日の米国株式市場では、NYダウは続伸、前日比30.34ドル高の15658.36ドルと、連日で過去最高値を更新した。ナスダック総合株価指数は4日続伸、同13.85ポイント高の3689.59ポイントで終え、2000年9月28日以来、約12年10カ月ぶりの高値まで回復した。恐怖指数(VIX指数)は同0.96(7.42%)安の11.98だった。7月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数は前月比で16万2000人増と、伸びが18万人程度との市場予想に届かなかったが、失業率が低下したことや、早ければ9月とみられていた量的緩和政策縮小のタイミングが遅れるとの見方が強まったことが買い材料になった。

NY円相場は反発し、前日比60銭円高・ドル安の1ドル=98円90銭~99円00銭で終えた。2日の米10年物国債利回りは前日比0.11%低い2.59%と、この日の最低で終えた。これで、日米金利差拡大期待が後退し、ドルを売って円を買い戻す動きにつながった。円は対ユーロで4日ぶりに反発し、前日比5銭円高・ユーロ安の1ユーロ=131円35銭~45銭で終えた。

NY原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTI期近の9月物は前日比0.95ドル安の1バレル106.94ドルで終えた。NY金先物相場は下落した。12月物は前日比0.7ドル安の1トロイオンス1310.5ドルで終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は14320円大証清算値比160円だった。

7月の冴えない米雇用統計を受け、米国長期金利が低下し、外国為替市場で円が対ドルで上昇し、日本企業の輸出採算が悪化するとの懸念が強まっている。これが日経平均の上値を抑える見通し。想定レンジは14200円~14500円程度。日銀は7~8日に金融政策決定会合を開く。今回は現行の政策は据え置かれる公算が大きく、市場の期待が盛り上がりそうにない。また、これは円安抑制要因。結果、日経平均の上値は重そう。一方、下値は下値で、売り方の買い戻しニーズなどで、堅そうだ。

物色面では、ヤマダ電機(9831)が「3Dプリンター」の個人向け製品の販売を東京都内の旗艦店で開始したため、関連株が賑わいそう。また、法務省は、犯罪捜査に必要な盗聴を認める通信傍受法の適用範囲を拡大する検討を始めたと伝わったり、木質バイオマス発電所を建設する動きが全国に広がっているとも報じられている。これらの関連株にも物色の矛先が向かいそう。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)