< 前場概況(主力株)/2日前場の日経平均は前日比197.25円高の14203.02円

相場概況(主力株)/2日の日経平均は前日比460.39円高の14466.16円 >

カブ知恵速報

カブ知恵速報

藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

08月02日 15時32分

来週の相場見通し/1日から2日にかけて発生したリバウンドが継続

来週の日経平均は1日から2日にかけて発生したリバウンドが継続する見通し。リバウンド継続の条件は、円相場が円高に振れないことだ。円高になるようなら、再び調整色を強めるだろう。リバウンド継続なら、下値は5日移動平均線(2日現在13934.24円)がサポートし、第1上値メドは7月25日と26日とで空けた窓(14376.01円~14533.21円)埋め。第2上値メドは7月19日の14953.29円。一方、後述する「アイランドリバーサル」を消滅させる、13953.85円を割り込むケースでの下値メドは、7月30日の13613.78円とみている。

ただし、2日の上昇で日経平均は日足ベースの一目均衡表の雲上限(同14179.22円)を上抜け、「3役好転」を実現した。また、2日の窓明け上昇で、「アイランドリバーサル」となった。窓は7月26日と29日とで空けた窓(13953.85円~14114.52円)と、1日と2日とで空けた窓(14005.77円~14146.92円)の2つだ。この「アイランドリバーサル」は、下落相場に出現したため、底入れのサインとみられる。このため、両方の窓を完全に埋める13953.85円を割り込むまでは、リバウンドが継続する可能性が高い。

ところで、2日発表の予定の7月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数は前月比18万人程度増が市場コンセンサスのようだ。6月の19万5000人増に続き、堅調な伸びが続くとみられている。失業率は前月比0.1ポイント低い7.5%が見込まれている。なお、雇用統計に関しては、余程、下振れするか、上振れしない限り、世界の金融市場への影響は限定的だろう。

ちなみに、1日のNYダウは4日ぶりに反発し、前日比128.48ドル高の15628.02ドルと、7月23日以来、約1週間ぶりに過去最高値を更新した。S&P500種株価指数は反発し、同21.14ポイント高の1706.87ポイントと、心理的な節目の1700を初めて上回った。ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同49.37ポイント高の3675.74ポイントと2000年9月28日以来、約12年10カ月ぶりの高値で取引を終えた。

FOMC声明で資産買い入れ規模の縮小開始が近いことが示唆されなかったこと、7月のISM製造業景況感指数が前月から上昇し、2年1カ月ぶりの高水準となったことなどが好感された結果だ。この好調な米国株式市場に変調をきたさない限り、東京株式市場では、1日から2日にかけて発生したリバウンドが継続する見通しだ。

一方、市場では、新興市場の人気銘柄のガンホー(3765)、リプロセル(4978)の冴えない株価推移が懸念されている。ガンホーは1日に67100円と株式分割後の安値を更新し、7月1日の分割後高値の129000円から大幅に下落した。また、リプロセルも6月28日に17800円の初値示現後、7月1日に18610円の上場来高値を付けてから、ほぼ一貫して下落している。両銘柄の値動きに象徴されるように、7月以降、新興市場の人気銘柄の急落が目立つ。このため、新興銘柄などを積極的に弄る、アクティブ個人の手の内は、この1ヶ月で大幅に悪化していると推察される。確かに、1日前場の値動きをみる限り、追証絡みの投げ売りは一巡した可能性が高い。しかし、底が入る、イコール、上昇するではない。仮に、将来上がるにしても、時間的な調整は必要だろう。新興市場を中心とした小型株が時間調整している間は、東証一部の主力株に短期筋の資金が流入する見通しだ。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)