
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月29日 06時52分
本日の相場見通し/テクニカル的には「下落トレンド発生」サイン点灯
26日の米国株式市場では、NYダウは小幅ながら続伸、前日比3.22ドル高の15558.83ドルだった。一方、ナスダック総合株価指数は3日続伸し、同7.97ポイント高の3613.16ポイントと、2000年9月29日以来、約12年10カ月ぶりの高値で終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.25(1.93%)安の12.72だった。ダウは一時150.45ドル安の場面があったが、米景気や企業業績の回復期待を背景に、引けにかけて米投資信託などからの大口の買いが入り、プラス転換した。
NY円相場は続伸し、前日比1円5銭円高・ドル安の1ドル=98円20~30銭で取引を終えた。一時97円95銭と6月27日以来、約1カ月ぶりの円高水準を付けた。円は対ユーロでも続伸し、前日比1円35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=130円35~45銭で終えた。
NY原油先物相場は反落した。WTI期近の9月物は前日比0.79ドル安の1バレル104.70ドルで終えた。NY金先物相場は反落した。8月物は前日比7.3ドル安の1トロイオンス1321.5ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は13945円大証清算値比185円安だった。
本日の日経平均は4日続落する見通し。想定レンジは13800円~14200円程度。売り一巡後は下げ渋るかもしれないが、円相場が円安に振れたり、なんらかのポジティブな材料が出ない限り、戻りは限定的だろう。日経平均は新値3本足が陰転し(陽転値は14808.50円)、7月のSQ値14410.75円を割り込んだため、テクニカル的には「下落トレンド発生」サイン点灯だ。
今週は7月30~31日のFOMC、31日の4~6月期の米国内総生産、8月1日にはドラギECB総裁の記者会見、2日の米雇用統計など、海外で重要な指標発表・イベントが予定されている。
一方、19日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は、前週比1253億円増の3兆4973億円。増加は5週連続で、5月31日時点以来およそ1カ月半ぶりの高水準だった。なのに、東証1部の22~26日の1日当たり平均売買代金は2兆1156億円と、日銀の異次元緩和を受けて売買が活発になった4月以降では最低水準となった。実需の買い板が薄い。こうなると、裁定解消売りのインパクトが、大きく出てくることを警戒せざるを得ない。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)