
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月19日 07時38分
本日の相場見通し/「指数上がれど、我が株上がらず、ましてや下がる」相場
18日の米国株式市場は続伸、NYダウは前日比78.02ドル高の15548.54ドルと3日ぶりに過去最高値を更新した。ナスダック総合株価指数は同1.28ポイント高の3611.28ポイントと2000年9月29日以来の高値で終えた。週間の新規失業保険申請件数が前週比で市場予想以上に改善したことや、7月のフィラデルフィア連銀景気指数も前月比で市場予想に反して上昇したことが好感された。決算でともに1株利益が市場予想以上となったIBMとユナイテッドヘルス・グループの株価が上昇し、ダウを2銘柄で約60ドル押し上げた。
NY円相場は続落し、前日比85銭円安・ドル高の1ドル=100円40~50銭で取引を終えた。良好な米経済指標が続き、18日のNY債券市場で長期債相場は反落した。10年物国債利回りは前日比0.04%高い2.53%で終えた。これがドル買い要因となった。円は対ユーロで続落し、前日比95銭円安・ユーロ高の1ユーロ=131円60~70銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の8月物は前日比1.56ドル高の1バレル108.04ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。8月物は前日比6.7ドル高の1トロイオンス1284.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は14965円大証清算値比165円高だった。
米株高、円安を好感し、本日の日経平均は6日続伸してスタートする見通し。ただ、昨日段階で25日移動平均線(18日現在13710.21円)との乖離率は8.01%に達しているため、過熱状態だ。このため、朝方の買い一巡後は伸び悩む公算が大きい。また、21日の投開票の参院選を控えた週末であり、買い方の手仕舞い売りも出てくることが予想される。その一方、想定を超える相場上昇で売り方の買戻し意欲も強そうで、下値は下値で堅そう。想定レンジは14700円~15000円程度。
だが足元の日経平均の上昇は、ソフトバンク(9984)、ファーストリテイリング(9983)など指数寄与度の高い銘柄の上昇主導であり、実需の買いよりも、裁定買いが主因と観測される。このため、日経平均は堅調だが、日経平均採用銘柄以外の銘柄の値動きは総じて鈍く、日経平均の短期テクニカルは確かに過熱しているが、相場の体感温度は低い。株価指数や、ソフトバンク、ファーストリテなど主力株だけを売買している投資家は別として、中小型株をメインに弄る投資家にとっては、「指数上がれど、我が株上がらず、ましてや下がる」といった感じの相場つきだ。これは裁定買い、すなわち、仮需中心の中身の乏しい相場上昇だからだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)