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来週の相場見通し/日経平均は堅調推移が見込まれるが、上値余地は乏しい >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

07月12日 15時43分

来週の為替見通し/レンジは1ドル=97.00-100.00円を想定

今週の円相場は上昇した。しばらくは101円台でのもみ合いが続いていたが、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の発言をきっかけに急伸した。バーナンキFRB議長は10日、「予見できる将来まで、米経済はかなり緩和的な金融政策が必要」と発言。米量的緩和の早期縮小観測が後退し、ドルを売る動きが強まった。アジア時間早朝の商いが薄い時間帯だったこともあり、一時98.20円まで急速に円高・ドル安が進行した。

来週、米国では15日に7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、6月米小売売上高、5月米企業在庫、16日に6月米消費者物価指数(CPI)、5月対米証券投資動向、6月米鉱工業生産指数、7月全米NAHB住宅市場指数、17日に6月米住宅着工件数/建設許可件数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)、18日に7月米フィラデルフィア連銀製造業景気指数、6月米景気先行指標総合指数が発表される。また、17-18日にバーナンキFRB議長が上下両院で半期金融政策報告を行う。

一方、日本では17日に6月10-11日分の日銀・金融政策決定会合議事要旨、19日に5月全産業活動指数、5月景気動向指数改定値が公表される。

 来週は米重要指標やイベントが相次ぐ。米実体経済の先行きを占ううえで6月小売売上高や6月鉱工業生産、6月住宅着工件数/建設許可件数に注目したい。バンク・オブ・アメリカやゴールドマン・サックス、シティ・グループなど米金融機関の決算も重要だ。また、ベージュブックは次回のFOMCの討議材料となるため、内容を吟味する必要がある。

来週の円相場は神経質な展開となりそうだ。レンジは1ドル=97.00-100.00円を想定している。FRBが量的緩和縮小を年内に始める可能性は変わったわけではない。日米金融政策の方向性の違いなどから、基本的には円安・ドル高のトレンドが続くとみている。

ただ、来週は米重要指標やバーナンキFRB議長の議会証言が予定されているため、米国の量的金融緩和縮小をめぐる思惑が交錯し、相場が乱高下する可能性が高い。また、一目均衡表チャートを見ると、来週半ば頃に「変化日」とされる雲のねじれが発生していることが分かる。テクニカル的にも神経質な展開が予想される。

(グローバルインフォ株式会社)