
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月04日 07時10分
本日の相場見通し/「閑散に売りなし」相場で、14000円付近のもみあい
3日の米国株式市場は反発し、NYダウは前日比56.14ドル高の14988.55ドル、ナスダック総合株価指数は同10.27ポイント高の3443.67ポイントだった。独立記念日の前日で、株式市場は午後1時までの短縮取引だった。恐怖指数(VIX指数)は同0.24(1.46%)安の16.20だった。6月の「ADP全米雇用リポート」で、非農業部門雇用者数の伸びが前月比18万8000人増えた。15万人程度の増加を見込んでいた市場予想も上回った。また、週間の米新規失業保険申請件数が減少した。これらが好感された。一方、エジプトの政情不安や、ポルトガルの政局混乱は嫌気された。
NY円相場は5日ぶりに反発し、前日比70銭円高・ドル安の1ドル=99円85~95銭で取引を終えた。円は対ユーロで5日ぶりに反発し、前日比60銭円高・ユーロ安の1ユーロ=129円95銭~130円05銭で取引を終えた。ポルトガルの10年物国債利回りは一時8%を上回り、イタリアなどの国債にも売りが広り、円買い・ユーロ売りが優勢になった。
NY原油先物相場は3日続伸した。WTI期近の8月物は前日比1.64ドル高の1バレル101.24ドルで取引を終えた。一時102.18ドルと、期近物として2012年5月4日以来、約1年2カ月ぶりの高値を付けた。NY金先物相場は反発した。8月物は前日比8.5ドル高の1トロイオンス1251.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は14040円大証清算値比20円高だった。
本日の日経平均は、円相場次第だが、「閑散に売りなし」相場で、14000円付近のもみあいだろう。昨日の大証ナイトセッションの225先物9月物の取引レンジは13770円~14040円。本日の日経平均も、概ねこのレンジ内で推移することが予想されるため、想定レンジは13800円~14100円程度。米株式市場は4日は独立記念日で休場で、5日には、6月の雇用統計発表を控えている。このため、今日、明日の2日間は外国人中心に動きが鈍る公算が大きい。よって、閑散相場になる見通しだ。ただ、上値の重さが嫌気されるようなら、7月1日と2日とで空けた窓(13862.71円~13898.54円)埋めが意識されるだろう。一方、上値メドは、5月29日と30日とで空けた窓(14098.16円~14243.49円)埋めだ。
物色面では、千代田化工建設(6366)が海洋資源開発事業に参入するとの報道を受け、「メタンハイドレート」、LNG関連が賑わいそう。また、横浜市立大の谷口英樹教授らがヒトのiPS細胞を使って小さな肝臓を作り、マウスの体内で働くことを確かめたと伝わり、バイオ関連への関心が高まる見通し。ただし、バイオに関しては、ニューフェイスで人気銘柄のひとつのリプロセル(4678)の3日終値(16810円)が初値(17800円)を下回っているため、バイオ関連全体が盛り上がるかはやや微妙だ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)