
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月27日 07時54分
本日の相場見通し/上海総合指数の動向次第で、日経は上にも、下にも振れ易い
26日の米国株式市場は続伸、NYダウは前日比149.83ドル高の14910.14ドル、ナスダック総合株価指数は同28.33ポイント高の3376.22ポイントだった。ドラギ総裁が「ECBの金融政策は当面、緩和的な状態が続く」と述べたと伝わり、欧州株式相場が上昇した。また、13年1~3月期の米GDP確定値は前期比年率換算で1.8%増だった。改定値から0.6ポイント下方修正され、伸びは2.4%程度との市場予想を下回った。これを受け、米10年物国債利回りが低下した。これらが好感された。
NY円相場は反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=97円65~75銭で取引を終えた。円は対ユーロでは3日続伸し、前日比90銭円高・ユーロ安の1ユーロ=127円10~20銭で終えた。
NY原油先物相場は3日続伸した。WTI期近の8月物は前日比0.18ドル高の1バレル95.50ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落した。8月物は前日比45.3ドル安の1トロイオンス1229.8ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は13010円大証清算値比230円高だった。
米株高を受け、本日の日経平均は4日ぶりに反発する見通し。想定レンジは12800円~25日移動平均線(26日現在13379.30円)程度。基本は13000円を中心にした「もみあい」だ。だが、足元で市場での視聴率が非常に高い上海総合指数の動向次第で、日経平均は上にも、下にも振れ易い状況が続くだろう。
その上海総合指数は26日は前日比0.40%安だった。確かに、中国本土の投資家を中心に不安感は完全に拭われてはいない。しかし、普通に考えれば、上海株も徐々に落ち着くはず。なぜなら、25日、中国人民銀行(中央銀行)がこれまでの引き締め姿勢をやや軟化させたからだ。実際、26日の香港ハンセン指数は前日比482.83ポイント(2.43%)高の20338.55ポイントと、3営業日ぶりに心理的節目の2万台を回復し、上げ幅は今年3番目の大きさだった。
当面の日経平均に関しては、少なくとも、6月のSQ値12668.04円を割らない限り、13000円付近は底値圏との認識だ。スカッとしない相場だが、25日移動平均線を終値で上回れば、日本株は梅雨明けのごとく、本格的なリバウンドに入る見通し。その25日移動平均線は順調に下降し、越えるべきハードルの高さは日を追うごとに低くなっている。また、足元でボリュームも低下傾向だ。これは売り枯れの兆候と考える。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)