
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
05月23日 08時17分
本日の相場見通し/日経平均は高値圏で、もみあいとなる見通し
22日の米国株式市場は買い先行後に下げに転じ、NYダウは反落し、前日比80.41ドル安の15307.17ドル、ナスダック総合株価指数は同38.82ポイント安の3463.30ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.45(3.37%)高の13.82だった。バーナンキFRB議長が議会証言の質疑応答で、景気指標の改善が続けば「今後数回のFOMCで証券購入額を減らす可能性がある」と発言したことや、FOMC議事要旨(4月30日~5月1日開催分)では複数の議員が、早ければ6月にも資産購入を減額したいとの意向を示していたことが明らかになったことが嫌気された。
NY円相場は続落し、前日比65銭円安・ドル高の1ドル=103円10~20銭で取引を終えた。一時103円74銭と2008年10月6日以来、約4年7カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。円は対ユーロで続落し、前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=132円50~60銭で取引を終えた。一時133円82銭と、10年1月12日以来およそ3年4カ月ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。
NY原油先物相場は下落した。WTI期近の7月物は前日比1.90ドル安の1バレル94.28ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落した。6月物は前日比10.2ドル安の1トロイオンス1367.4ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は15640円大証清算値比30円安だった。
米株下落を受け、本日の日経平均は高値圏で、もみあいとなる見通し。想定レンジは15500円~15800円程度。NY債券市場では長期債相場が大幅に反落。10年物国債利回りは前日比0.12%高い2.04%と、約2カ月ぶりの高水準で終えた。これを受け、23日の日本の債券市場は朝方から売り優勢となる公算。これが不動産セクターなどへの売り要因となりそう。一方、売り方の買戻しニーズも強いため、下値は下値で堅い。
ところで、225先物6月物は22日のナイト・セッションの23時30分に16000円を付けた。それがシカゴ先物清算値は15640円であり、目先の225先物の高値は昨日の大証ナイト・セッションで付けた可能性も出たとみておきたい。その理由は、米国市場で、量的金融緩和に伴う資産購入規模が早期に縮小されるとの観測が急速に強まったため、米国株式市場が不安定な状況になったからだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)