
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
04月15日 08時23分
本日の相場見通し/円高を嫌気し、主力の輸出関連株が売られ、日経平均は続落
12日の米国株式市場は5日ぶりに反落、NYダウ工は前日比0.08ドル安の14865.06ドル、ナスダック総合株価指数は同5.21ポイント安の3294.95ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.18(1.47%)安の12.06だった。3月の小売売上高が前月比で市場予想を上回る落ち込みとなり、4月の消費者態度指数(速報値)は大幅に低下したことや、商品先物相場が軒並み下落したことが嫌気された。
NY円相場は大幅続伸し、前日比1円30銭円高・ドル安の1ドル=98円30~40銭で取引を終えた。米財務省は同日発表した「国際経済と為替政策に関する報告書」に、日本の大胆な金融緩和策について「注視する」と記した。これが円買い材料になった。円は対ユーロで7日ぶりに大幅反発し、前日比1円70銭円高・ユーロ安の1ユーロ=128円85~95銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落した。WTI期近の5月物は前日比2.22ドル安の1バレル91.29ドルで取引を終えた。NY金先物相場は大幅反落した。6月物は前日比63.5ドル安の1トロイオンス1501.4ドルで終えた。一時1491.4ドルまで下げ、中心限月として2011年7月5日以来、約1年9カ月ぶりの安値を付けた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は13380円大証清算値比120円安だった。
円高を嫌気し、週明け15日の東京株式市場は、主力の輸出関連株が売られ、日経平均は続落する見通し。想定レンジは13300円~13500円程度。なお、物色面では、政府が12日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加に向けた日米の事前協議が決着したと発表したため、農業や倉庫など、関連株は賑わいそうだ。
だが、米財務省が日本の金融政策について通貨安を目的にしていないか注視するとの見解を示したことで、18~19日のG20を無事通過するまでは、円買い戻し圧力が強まる可能性が残る。このため、日経平均自体は、それまでは短期テクニカルの過熱を冷ます調整期間に入る公算が大きい。目先天井は4月のSQ値13608.19円だろうその一方、海外勢中心に日本株の買い意欲は強く、余程の悪材料が飛び出さない限り、相場の下値は相当堅いとみている。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)