
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
04月12日 07時30分
本日の相場見通し/SQを通過して、買い一巡後は上値が重くなりそう
11日の米国株式市場は4日続伸、NYダウは前日比62.90ドル高の14865.14ドルと、3日連続で過去最高値を更新した。ナスダック総合株価指数は同2.91高の3300.16ポイントと、2000年11月7日以来、約12年5カ月ぶりの高値を付けた。恐怖指数(VIX指数)は同0.12(0.97%)安の12.24だった。新規失業保険週間申請件数が予想を超えて減少したことが好感されたことに加え、世界の金融当局の緩和的な金融政策による、余剰資金流入期待が高まった。
円相場は反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=99円60~70銭で取引を終えた。一時99円95銭と、2009年4月14日以来、ほぼ4年ぶりの安値を付ける場面もあった。円は対ユーロで6日続落し、前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=130円55~65銭で取引を終えた。。一時131円10銭まで下げ、10年1月15日以来、約3年3カ月ぶりの円安水準を付けた。
NY原油先物相場は4日ぶりに反落した。WTI期近の5月物は前日比1.13ドル安の1バレル93.51ドルで終えた。NY金先物相場は反発した。6月物は前日比6.1ドル高の1トロイオンス1564.9ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は13495円大証清算値比5円高だった。
堅調な米株と円安を受け、本日の日経平均も堅調推移が見込まれる。しかし、11日時点で日経平均と25日移動平均線(11日時点、12527.88円)との乖離率は8.15%に達しており、過熱感は否めない。このため、SQを通過して、買い一巡後は上値が重くなり、週末要因が重なり、3日ぶりに反落する可能性は低くはない。日経平均の想定レンジは13400円~13600円程度。
セクターでは、不動産に注目したい。クレディ・スイス証券が、同セクターをMarket Weight からOVERWEIGHT へ引き上げたからだ。株価は短期的に急上昇したが、足元の株価上昇は序章に過ぎないという。今後2年間は、デフレ脱却に向けて動き出した日銀の「異次元の金融緩和」によって、不動産株のキャップレートは過去に経験したことのない異次元の水準へ低下すると指摘している。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)