
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
02月12日 08時29分
本日の相場見通し/円安が一服するようだと、買い一巡後は急速に伸び悩む
11日の米国株式市場は、小幅反落、NYダウは前週末比21.73ドル安の13971.24ドル、ナスダック総合株価指数は同1.87ポイント安の3192.00ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.08(0.61%)安の12.94だった。注目度の高い米経済指標など売買材料が乏しかったため、利益確定売りが優勢だった。
NY円相場は大幅に反落し、前週末比1円65銭円安・ドル高の1ドル=94円30~40銭で取引を終えた。一時は94円46銭と、6日に付けた94円07銭を下回り、2010年5月5日以来約2年9カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。ブレイナード米財務次官が安倍政権の経済政策について「デフレ克服と経済成長の活発化に向けた努力を支持する」と述べたことが円売り材料になった。円は対ユーロで4日ぶりに大幅に反落し、前週末比2円65銭円安・ユーロ高の1ユーロ=126円50~60銭で終えた。ドイツ連邦銀行のワイトマン総裁が、最近のユーロ相場について買われ過ぎとはみていないとの見方を示したことがユーロ買い材料になった。
NY原油先物相場は4日ぶりに反発した。WTI期近の3月物は前週末比1.31ドル高の1バレル97.03ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落した。4月物は前週末比17.8ドル安の1トロイオンス1649.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は11395円8日の大証清算値比225円高だった。
急激な円安を好感し、本日の日経平均は大幅に反発スタートする見通し。想定レンジは11300円~11550円程度。しかし、15日からモスクワで開催されるG20財務相・中央銀行総裁会議で各国から円安に対し懸念の声が出る可能性があるため、東京外国為替市場で円安が一服するようだと、買い一巡後は急速に伸び悩む公算が大きい。ところで、甘利明経済財政・再生相は9日、横浜市で講演し、日経平均について「期末までには1万3千円をめざして頑張るぞという気概を示すことが大事だ」と語ったという。水準を示した点はやや問題だが、経済閣僚が株高を意識して政策を打つ姿勢を明確にした点は、市場にはポジティブに作用するだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)