
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
01月25日 08時01分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは10700円~10900円程度
24日の米国株式市場では、NYダウは5日続伸し、前日比46.00ドル高の13825.33ドルと、07年10月31日以来約5年3カ月ぶりの高値を連日で更新した。一方、ナスダック総合株価指数は3日ぶりに反落し、同23.29ポイント安の3130.38ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.23(1.85%)高の12.69だった。週間の米新規失業保険申請件数が約5年ぶりの水準に減少したことや、HSBCが発表した中国の1月の購買担当者景気指数(PMI)速報値が2年ぶりの高水準となったことに加え、欧州や米国のPMI速報値も改善したことが好感された。だが、成長鈍化懸念が広がったアップルが急落したため、ナスダックは下落した。
NY円相場は3日ぶりに大幅反落し、前日比1円70銭円安・ドル高の1ドル=90円30~40銭で取引を終えた。一時、1ドル=90円56銭と2010年6月23日以来、約2年7カ月ぶりの安値を付けた。円は対ユーロで4日ぶりに反落し、前日比2円75銭円安・ユーロ高の1ユーロ=120円75~85銭で取引を終えた。一時1ユーロ=121円06銭と11年4月29日以来、ほぼ1年9カ月ぶりの安値を付けた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の3月物は前日比0.72ドル高の1バレル95.95ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落した。2月物は前日比16.8ドル安の1トロイオンス1669.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は10825円大証清算値比195円高だった。
対ドル、対ユーロでの円安を受け、本日の東京株式市場は買いが先行する見通し。日経平均の想定レンジは10700円~10900円程度。円相場を睨みながらのトレードが続き、ザックリいえば、1ドル=90円30銭程度を基準値として、これより円高ならシカゴ先物の10825円からは売られる、逆に円安なら買われるといったイメージだ。そして、89円台に入るようなら、10700円付近まで売られそう。なお、週末でもあり、10850円から上は、余程円安にならない限り、買い方の手仕舞い売りが優勢になるとみている。
12年の日本の貿易赤字が過去最大となったことで円の先安観が強まり、その上、内閣府の西村康稔副大臣が「1ドル=100円でも問題ない」と認識を示したことが円売りに拍車を掛けた。また、1月のユーロ圏のPMI速報値で、総合指数は前月比1.0ポイント上昇の48.2と、「50」を下回る状態が続いているものの、10カ月ぶりの水準まで回復した。さらに、1月の米製造業のPMI速報値は、前月比2.1ポイント上昇の56.1と、「50」を上回る状況が続き、11年3月以来、1年10カ月ぶりの水準まで回復した。これだけ条件が揃うと、欧米の要人による強烈な円安牽制発言でもない限り、円高には振れ難いだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)