
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
01月24日 08時28分
本日の相場見通し/東京株式市場は軟調なもみあい相場を余儀なくされそう。
23日の米国株式市場では、NYダウは4日続伸し、前日比67.12ドル高の13779.33ドルと、07年10月31日以来ほぼ5年3カ月ぶりの水準まで上昇し、リーマン・ショック後の高値を連日で更新した。ナスダック総合株価指数は続伸し、前日比10.49ポイント高の3153.67ポイントだった。前日夕に増益決算を発表したIBMが大幅高となり、1銘柄でダウを約66ドル押し上げた。また、米下院が23日、5月19日までの政府支出の分だけ連邦債務上限を引き上げる法案を可決した。これも好感された。
NY円相場は小幅に続伸し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=88円60~70銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続伸し、前日比15銭円高・ユーロ安の1ユーロ=118円00~10銭で取引を終えた。IMFが、ユーロ圏の2013年の経済成長率見通しをマイナスに引き下げた。じれがユーロ売り材料になった。
NY原油先物相場は下落した。WTI期近の3月物は前日比1.45ドル安の1バレル95.23ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反落した。2月物は前日比6.5ドル安の1トロイオンス1686.7ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は10510円大証清算値比40円高だった。
通常取引終了後の時間外取引でアップルの株価が急落し、下落率は一時10%に達した。12年10~12月期決算で純利益が前年同期比微増にとどまったうえ、売上高が18%増と市場予想に届かず、さらに、13年1~3月期の売上高についても慎重な見通しを示したため、売りが膨らんだという。
23日の米国株は堅調だったが、時間外のアップル株の急落を受け、アップル関連銘柄群に売りが出そう。また、円相場も円安一服であり、これはこれで上値を追えない理由だ。確かに、8時50分発表の貿易統計では、円安が進んだなかで燃料費などがかさみ、12年の12月と年間の貿易統計では、12年通年の赤字額が過去最大になる見通しで、これが円売り材料になるとの期待はある。しかし、21と22日の日銀の金融政策決定会合を終え、当面の円売り材料がひとまず出尽くしたとのムードが非常に強いマーケットの状況を考慮すると、そのインパクトは限定的だろう。
以上のことから本日の東京株式市場は軟調なもみあい相場を余儀なくされそう。日経平均の想定レンジは10350円~10550円。17日の10432.97円及び9日の10398.61円を割り込むようだと、225先物に売り仕掛けが加速する可能性があり、要警戒だ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)