
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月21日 08時33分
本日の相場見通し/高水準の「当たり屋」の売りを、「曲がり屋」の買いが吸収
20日の米国株式市場は反発し、NYダウは前日比59.75ドル高の13311.72ドル、ナスダック総合株価指数は、アマゾン・ドット・コムやネット検索のグーグルなどの時価総額の大きい銘柄が上昇し、同6.03ポイント高の3050.39ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.31(1.79%)高の17.67だった。共和党のベイナー下院議長が「オバマ大統領と引き続き、協力しあう」と述べたと伝わった。これが好感された。
NY円相場は4日ぶりに反発し、前日比5銭円高・ドル安の1ドル=84円30~40銭で取引を終えた。円は対ユーロで8日続落し、前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=111円70~80銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は上昇した。WTI期近の2月物は前日比0.15ドル高の1バレル90.13ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落した。2月物は前日比21.8ドル安の1トロイオンス1645.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は10170円大証清算値比140円高だった。
米株上昇、対ユーロでの円安基調を好感し、本日の日経平均は大幅反発スタートが予想される。想定レンジは10050円~10250円程度。3連休前の週末のため、買い一巡後は高水準の「当たり屋」である買い方の利益確定・手仕舞い売り・勝利確定の売りが出ることが予想されるため、上値は重くなる公算だ。しかし、ここまでの相場上昇を予想できなかった「曲がり屋」も相当数いるため、敗北を認める、または、損失を限定するための買戻し圧力に加え、「株式を持たざるリスク」を意識した、買い圧力も非常に強く、先述の売りを十分吸収し得るとみている。
ところで、日銀の白川総裁は20日の金融政策決定会合後に記者会見し、「物価目標」導入について、自民党の安倍晋三総裁の要請を踏まえ、来年1月の次回会合で結論を出すと述べた。このため、市場は、次回の会合(13年1月21日・22日)で、日銀が「物価目標」導入することへの期待を織り込みにいくことになり、目先一ヶ月、日本株への相当な下支え効果が発揮されそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)