
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月17日 08時14分
本日の相場見通し/さすがに3分の2超の圧勝はポジティブサプライズ(レンジ上方修正)
14日の米国株式市場は3日続落し、NYダウは前日比35.71ドル安の13135.01ドルナスダック総合株価指数は同20.83ポイント安の2971.33ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.44(2.66%)高の17.00だった。オバマ大統領と共和党のベイナー下院議長が13日、「財政の崖」回避に向けて会談したが溝は埋まらず、年内に協議がまとまらない可能性が高まった。これが嫌気された。
NY円相場は4日ぶりに反発し、前日比20銭円高・ドル安の1ドル=83円40~50銭で取引を終えた。円は対ユーロで4日続落し、前日比50銭円安・ユーロ高の1ユーロ=109円85~95銭で終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の1月物は前日比0.84ドル高の1バレル86.73ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。2月物は前日比0.2ドル高の1トロイオンス1697.0ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は9755円大証清算値比5円安だった。
第46回衆院選が16日投票、即日開票され、自民党が公明党と合わせ総定数の3分の2(320議席)を超えて圧勝した。安倍自民総裁は26日に召集予定の特別国会で首相に指名され、自公連立政権を発足させる。その安倍氏は、経済財政諮問会議を再開し、日銀の白川総裁に出席を求めて連携を強化する考えを表明、さらに、大型の今年度補正予算案の編成も明らかにしたという。
今回の自民の大勝は、株式市場には事前報道等で、それなりに織り込まれていたが、さすがに自公合わせて3分の2(320議席)超の圧勝はポジティブサプライズだ。衆院優越の規定がない国会同意人事などを除き、参院が否決した法案をもう一度衆院に送り、3分の2以上の多数があれば再可決し、法案を成立させることができる。このため、自民党の選挙公約の多くが実現する可能性が高まった。
この選挙結果を受け、17日早朝の外国為替市場で、円相場は1ドル=84円43銭近辺に急落した。3月15日に付けた年初来安値の84円19銭を更新し、11年4月13日以来約1年8か月ぶりの円安・ドル高水準を付けた。その後円はやや下げ渋り、一時1ドル=83円台後半に下げ幅を縮小後、午前8時現在、84円20銭付近で推移している。
この円安傾向が続くようなら、本日の東京株式市場は材料出尽くしの売りを吸収し、堅調推移が期待できそうだ。想定レンジは9700円~9900円程度。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)