
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月11日 08時37分
本日の相場見通し/多くの投資家は模様眺めスタンスを崩しそうにない
10日の米国株式市場では、NYダウは4日続伸、前週末比14.75ドル高の13169.88ドル、ナスダック総合株価指数は反発、同8.92ポイント高の2986.96ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.15(0.94%)高の16.05だった。中国の11月の工業生産が前年同月比10.1%増加したことが、買い材料になった。しかし、財政の崖を巡る与野党協議が停滞しているため、上値は重かった。
NY円相場は反発し、前週末比15銭円高・ドル安の1ドル=82円30~40銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続伸し、前週末比10銭円高・ユーロ安の1ユーロ=106円50~60銭で取引を終えた。イタリアのモンティ首相の辞意表明が円買い・ユーロ売り材料になった。
NY原油先物相場は5日続落した。WTI期近の1月物は前週末比0.37ドル安の1バレル85.56ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続伸した。2月物は前週末比8.9ドル高の1トロイオンス1714.4ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は9535円大証清算値比5円安だった。
米国株は堅調ながら、円相場が若干円高に振れている。円高の要因は、FRBが11~12日のFOMCで量的金融緩和の拡大を決めるとの見方が強いことに加え、イタリアのモンティ首相が年内予定の2013年度予算成立後に辞職する意向を示したのを受け、財政健全化に向けた動きが滞るとの観測が広がったためだ。さらに、国内では、14日のメジャーSQ、16日の総選挙の投開日という重要イベントが目白押しのため、多くの投資家は模様眺めスタンスを崩しそうにない。結果、本日の日経平均は9500円を中心に、9450円~9600円のゾーンでの膠着相場を想定する。商い、盛り上がりそうもなく、閑散相場をイメージする。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)