
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月07日 07時53分
本日の相場見通し/日経平均は高値圏でもみあい、物色の中心は不動産
6日の米国株式市場では、NYダウは続伸し、前日比39.55ドル高の13074.04ドル、ナスダック総合株価指数は5日ぶりに反発し、同15.57ポイント高の2989.27ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.12(0.73%)高の16.58だった。朝方発表の週間の米新規失業保険申請件数が前週から2万5000件減少して37万件と、市場予想の38万件より少なく、米雇用情勢の回復基調を好感した買いが優勢だった。また、前日まで売り込まれていたアップル株の反発も、ナスダックを押し上げた。
NY円相場は反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=82円35~45銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅反発し、前日比90銭円高・ユーロ安の1ユーロ=106円85~95銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日続落した。WTI期近の1月物は前日比1.62ドル安の1バレル86.26ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発した。2月物は前日比8.0ドル高の1トロイオンス1701.8ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物12月限(円建て)は9540円大証清算値比変わらず。
米株上昇、対ドルでの円高一服を好感し、本日の日経平均は堅調推移が見込まれる。想定レンジは9500円~9600円程度。ただし、米雇用統計発表を控えた週末であり、上値では利益確定売りが出るため、積極的な上値追いは期待薄。一方、下値は下値で相当堅いだろう。評価損を抱えた売り方が相当数いると予想され、下がれば買い戻したいというニーズは強いとみられるからだ。また、出遅れて押し目を待っている投資家も相当いると考えられる。
なお、本日発表の米11月雇用統計では、非農業部門雇用者数の前月比の増加幅の市場予想は8万人程度。10月の17万1000人増を大きく下回る見通しなのは、11月は10月末に米東部を襲ったハリケーン「サンディ」が大きく影響したとみられているからだ。
物色面では、不動産セクター、とりわけ、流動化関連に注目する。シンガポール政府系や米大手が上場時の物件取得額が2000億円規模のREITの上場を予定していることが、大きく報じられ、投資家の関心が一段と集まる可能性が高いとみるからだ。なお、不動産セクターに関しては、自民党の安倍総裁が言及したような積極的な金融緩和策と、日銀への強いプレッシャーが実現すれば、不動産価格の上昇、日銀のREIT買い入れ枠の増加などが期待できるため、安倍トレードのど真ん中セクターともいえるだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)