
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月21日 15時19分
相場概況(主力株)/21日の日経平均は前日比79.88円高の9222.52円
21日の日経平均は前日比79.88円高の9222.52円、高値は9248.98円、安値は9161.21円。東証一部の出来高は18億7358万株、売買代金は1兆1101億円、時価総額は266兆354億円、値上がり銘柄数は1026銘柄、値下がり銘柄数は491銘柄、変わらずは171銘柄。日経平均は反発。
20日のNYダウは3日ぶりに反落し、前日比7.45ドル安の12788.51ドルだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.16(1.05%)安の15.08だった。ヒューレット・パッカード(HP)に子会社の不正会計問題が発覚したことが、嫌気された。また、バーナンキFRB議長が講演で、「財政の崖」の回避に向けて与野党が合意できない場合、その打撃を和らげる手段をFRBは持っていないと述べたことも、悪材料だった。一方、10月の住宅着工件数は前月比3.6%増の年率89万4000戸で、08年7月以来約4年ぶりの高水準となったことは、相場のサポート要因だった。
NY円相場は5日続落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=81円65~75銭で取引を終えた。一時81円76銭まで下落し、4月20日以来、7カ月ぶりの安値を付けた。円は対ユーロで続落し、前日比40銭円安・ユーロ高の1ユーロ=104円65~75銭で取引を終えた。一時104円77銭と、5月4日以来の安値を付けた。
NY原油先物相場は下落した。WTI期近の1月物は前日比2.53ドル安の1バレル86.75ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反落した。12月物は前日比10.8ドル安の1トロイオンス1723.6ドルで取引を終えた。
米株に方向感はないものの、円安基調のため、前場の東京株式市場はこれを好感した。10月の貿易収支は5490億円の赤字だった。赤字は4カ月連続で、10月としての赤字額は比較可能な1979年以降で最大だった。中国やEU向けで輸出が低迷したことが響いた。これが円安に作用した。また、自民党が21日に発表する衆院選の政権公約では、デフレ脱却に向け、2%の消費者物価上昇率を目標に政府・日銀が政策協定(アコード)を結ぶことを明記すると伝わった。これも市場はポジティブ材料として受け止めた。
後場の日経平均は堅調ながら、上値の重い展開。ユーロ圏財務相会合で、ギリシャ向け金融支援について正式決定に至らず、結論を26日に持ち越したと伝わり、円相場がユーロに対して下げ幅を縮め、嫌気された。ただし、終値での9200円台回復は9月19日以来、約2ヶ月ぶり。
東証33業種では、ゴム製品、輸送用機器、鉄鋼、海運、繊維製品、ガラス・土石、化学、食料品、精密機械、電気機器、機械、証券、商品先物などが値上がりした。一方、不動産、その他金融、倉庫・運輸、保健、水産・農林、その他製品、サービス、陸運の8業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはアイロムホールディングス(2372)、2位はきもと(7908)、3位はアゴーラ・ホスピタリティーG(9704)。一方、値下がり率トップはランド(8918)、2位はランドビジネス(8944)、3位はアイフル(8515)。