
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月15日 15時19分
相場概況(主力株)/15日の日経平均は前日比164.99円高の8829.72円
15日の日経平均は前日比164.99円高の8829.72円、高値は大引け値、安値は8684.23円。東証一部の出来高は22億2403万株、売買代金は1兆2484億円、時価総額は255兆9503億円、値上がり銘柄数は1350銘柄、値下がり銘柄数は250銘柄、変わらずは83銘柄。日経平均は大幅続伸。
14日のNYダウは大幅に3日続落、前日比185.23ドル安の12570.95ドルだった。恐怖指数(VIX指数)は同1.27(7.63%)高の17.92だった。オバマ大統領が富裕層向け減税の打ち切りに意欲を示したため、減税の全面延長を主張する共和党との協議が難航するとの警戒感が強まった。また、イスラエル軍は、イスラム原理主義組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザをミサイルで攻撃した。これも嫌気された。
NY円相場は反落し、前日比85銭円安・ドル高の1ドル=80円20~30銭で取引を終えた。円は対ユーロで5日ぶりに大幅反落し、前日比1円30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=102円10~20銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI期近の12月物は前日比0.94ドル高の1バレル86.32ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。12月物は前日比5.3ドル高の1トロイオンス1730.1ドルで取引を終えた。
米国株は大幅安だが、円安効果が発揮され、前場の日経平均は堅調推移。野田首相が14日の党首討論で16日に衆院解散に踏み切る考えを示したことが、日本株にとってポジティブに作用した。なぜなら、今度の選挙で比較第一党になる可能性が高いとみられる、自民党の安倍総裁は、日銀と政策協議をしっかりやり、インフレターゲットを設け、達成するまでは無制限に円を刷っていくべきというスタンス。さらに、政策実現がうまくいかない場合は日銀法改正も視野に入れている。つまり、市場では脱デフレ期待が高まった。
後場の日経平均は上げ幅を拡大し、ピン引け。安倍自民党総裁が、都内で講演し、政権を取ったら日銀と政策協調し大胆な金融緩和行うと語り、また、インフレ目標達成のために無制限に緩和していくべきとも述べたと伝わり、東京外国為替市場で円が対ドル・対ユーロで一段安となったことが好感された。
東証33業種では、鉄鋼、証券、商品先物、輸送用機器、保険、海運、電気・ガス、機械、不動産、建設、金属製品などが値上がりした。一方、食料品、情報・通信、小売、医薬品の4業種が値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップはアイロムホールディングス(2372)、2位はランドビジネス(8944)、3位はサンフロンティア不動産(8934)。一方、値下がり率トップはJUKI(6440)、2位はソニー(6758)、3位は富士急行(9010)。