
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月13日 07時53分
本日の相場見通し/指数は膠着、選挙関連と国土強靭化関連に注目
12日の米国株式市場は小幅反落、NYダウは前週末比0.31ドル安の12815.08ドル、ナスダック総合株価指数は同0.62ポイント安の2904.26ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同1.93(10.37%)安の16.68だった。12日は米国がベテランズ・デーの振り替え休日で外国為替や債券市場が休場だったこともあり、市場参加者は減少し、薄商いの中、相場は、ほぼ横ばいとなった。ニューヨーク証券取引所でシステム障害が発生したことで、200を超える銘柄の取引が停止されたことも、売買の手控え要因となった。
NY原油先物相場は3日ぶりに反落した。WTI期近の12月物は前週末比0.50ドル安の1バレル85.57ドルで取引を終えた。NY金先物相場は横ばい。12月物は前週末と同じ1トロイオンス1730.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物12月限(円建て)は8710円大証清算値比20円高だった。
米株に方向感が無いため、本日の日経平均も昨日終値8676.44円付近で膠着する見通し。下値は10月15日高値8595.11円、上値は11月9日高値8779.24円をそれぞれ想定する。東京外国為替市場で円高に振れるようなら下へ、円安に振れるようなら上へと、比較的単純に動く公算だ。
市場では米国の「財政の崖」問題をめぐる論議が長引くとの見方が強まっており、日本株の先高観を抱き難い状況のため、今後は裁定解消売りによる、下振れを警戒したい。ちなみに、2日時点の裁定取引に伴う現物株の買い残高(期近・期先合計)は3週連続で増加し、1兆9783億円と、5月2日時点の2兆1074億円以来、6カ月ぶりの高水準にまで積み上がっている。
一方、野田首相は年内に衆院解散に踏み切る意向を固め、民主党の輿石幹事長に伝えたと報じられている。このため、選挙関連銘柄がまずは賑わいそう。また、東日本大震災を踏まえて防災体制の強化を目指す、自民党の「国土強靭化基本法案」の将来の成立期待から、同関連銘柄群にも物色の矛先が向かいそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)