
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月12日 08時00分
本日の相場見通し/日経平均は9日終値(8757.60円)付近で膠着
9日の米国株式市場は3日ぶりに反発し、NYダウは前日比4.07ドル高の12815.39ドル、ナスダック総合株価指数は同9.29ポイント高の2904.87ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.12(0.65%)高の18.61だった。11月のミシガン大消費者信頼感指数が約5年ぶりの高水準となったことを好感したが、大型減税の失効と歳出削減が同時に発生する「財政の崖」問題への懸念が続いているため、上値は重かった。
NY円相場は3日ぶりに反落し、前日比5銭円安・ドル高の1ドル=79円45~55銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続伸し、前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=101円00~10銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続伸した。WTI期近の12月物は前日比0.98ドル高の1バレル86.07ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。12月物は前日比4.9ドル高の1トロイオンス1730.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は8750円大証清算値比10円安だった。
週末の米株が下げ止まったことはポジティブだが、円が高止まりしていることはネガティブ。結果、日経平均は9日終値(8757.60円)付近で膠着する見通し。8日と9日とで窓(8779.24円~8811.41円)を空けており、この窓の上限が一応の戻りメド。仮に、これを超えても、25日移動平均線(9日現在、8863.87円)が強力に抵抗しよう。一方、下値メドは10月16日と17日とで空けた窓(8707.95円~8758.70円)埋め。よって、本日の想定レンジは8707.95円~8811.41円。
なお、日経平均は9日の下落で、日足ベースの一目均衡表の雲下限(9日現在、8808.27円)を下抜けたため、需給悪化を背景に、しばらくは底値模索を余儀なくされよう。少なくとも、円相場が対ドル、対ユーロで円安に振れたり、米国株に調整一巡感が出ない限り、日経平均に底入れ感は出そうもない。ただし、国内政治要因で、年内の解散時期がある程度見通せる状況になったら、円高・米株安でも、東京市場独自要因で戻りに入る可能性はあるだろう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)