
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
11月06日 08時25分
本日の相場見通し/本日の日経平均も方向感が出ない
5日の米国株式市場では、NYダウは小幅反発し、前週末比19.28ドル高の13112.44ドル、ナスダック総合株価指数も反発し、同17.53ポイント高の2999.66ポイントだった。恐怖指数(VIX指数)は同0.83(4.72%)高の18.42だった。10月のISM非製造業総合景況指数は54.2と、前月の55.1から低下し、市場予想の54.5も下回ったが、活動の拡大と縮小の境目を示す50を上回ったことが好感された。一方、6日に大統領選挙の投票日を控
えていることに加え、8日のユーロ圏財務相による臨時会合までにギリシャ議会が財政再建計画を決められるかどうか不透明なため、上値は重かった。
NY円相場は4日ぶりに反発し、前週末比15銭円高・ドル安の1ドル=80円25~35銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前週末比60銭円高・ユーロ安の1ユーロ=102円60~70銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の12月物は前週末比0.79ドル高の1バレル85.65ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発した。12月物は前週末比8.0ドル高の1トロイオンス1683.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は9015円大証清算値比5円安だった。
大統領選挙を控え、米株、円相場共に方向感がなく、本日の日経平均も方向感が出ない見通し。想定レンジは8900円~9100円程度。基本は9000円アラウンドのもみあいだろう。5日移動平均線(5日現在、8955.16円)と200日移動平均線(同、9072.39円)とに挟まれたゾーンのもみあいがメインシナリオだ。また、昨日の東証1部の売買代金は8807億円と9月13日の7697億円以来、約2カ月ぶりの低水準にとどまったが、本日もこの傾向が続き、閑散相場が予想される。
物色面では内需系の非製造業がメインで、電機・機械を中心に業績不振の製造業は見送られる、または、売り続けられる公算が大きい。政府・日銀は10月30日の金融政策決定会合で「デフレ脱却に向けた取り組みについて」と題した共同文書をまとめた。日銀総裁と財務相が連名で物価や金融政策に関して文書を出すのは初めてのことであり、今後も日銀が強力な金融緩和策を打ち出す可能性が高まっているため、不動産、金融、その他金融、証券セクターなどの内需関連の非製造業には短期のみならず、中長期の資金の流入も期待できそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)