
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月23日 08時16分
本日の相場見通し/買い方有利の需給のため、上がり易く、下がり難い相場
22日の米国株式市場では、NYダウは小幅ながら3日ぶりに反発し、前週末比2.38ドル高の13345.89ドル、ナスダック総合株価指数も3日ぶりに反発し、同11.34ポイント高の3016.96ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.44(2.58%)安の16.62だった。7~9月期決算とあわせて2012年12月期通期の収益予想を下方修正した、キャタピラーの株価が朝安後に持ち直し、投資マインドが改善した。アップルをはじめテクノロジー株も上昇し相場を押し上げた。
NY円相場は8日続落し、前週末比65銭円安・ドル高の1ドル=79円90銭~80円00銭で取引を終えた。一時は79円96銭と7月12日以来、ほぼ3カ月半ぶりの円安・ドル高水準を付けた。円は対ユーロで大幅に反落し、前週末比1円15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=104円35~45銭で取引を終えた。一時104円45銭と5月7日以来、約5カ月半ぶりの円安・ユーロ高水準を付けた。
NY原油先物相場は3日続落した。WTI期近の11月物は前週末比1.32ドル安の1バレル88.73ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日ぶりに反発した。12月物は前週末比2.3ドル高の1トロイオンス1726.3ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は9065円大証清算値比45円高だった。
米株が反発し、円相場が円安に振れている。これが好感され、本日の日経平均は7日続伸する見通し。想定レンジは9000円~9200円程度。確かに、22日までの6連騰で476.59円(5.58%)も上昇し、短期的な過熱感はある。しかし、買い方有利の需給のため、上がり易く、下がり難い相場になっているとみている。
なお、一部で、政府が日銀に対し、国債などの資産買い入れ基金を20兆円増額する追加金融緩和策を求めていると伝わっている。また、日銀は22日公表した地域経済報告(さくらリポート)で、東日本大震災からの復興需要が底堅い東北を除く全8地域の景気判断を下方修正したこともあり、30日の金融政策決定会合で、追加金融緩和に踏み込む可能性が高い。このため、当面は、円安、株高となる見通しで、輸出関連株、不動産・金融株などが物色の中心になる公算だ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)