
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月16日 08時21分
本日の相場見通し/米株が堅調で、円安基調のため、本日の日経平均も強い動き
15日の米国株式市場では、NYダウは続伸し、前週末比95.38ドル高の13424.23ドル、ナスダック総合株価指数は7日ぶりに反発し、同20.07ポイント高の3064.18ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.87(5.39%)安の15.27だった。9月の小売売上高は前月比1.1%増と市場予想の0.7%増程度を上回った。これが好感された。
NY円相場は3日続落し、前週末比25銭円安・ドル高の1ドル=78円60~70銭で取引を終えた。S&Pは15日、日本の長期信用力に関するリポートで「消費増税法は成立したが、政府がさらなる措置を講じない限り日本の信用力は徐々に低下し続ける」との見方を示した。これが円売り材料になった。円は対ユーロで3日続落し、前週末比25銭円安・ユーロ高の1ユーロ=101円75~85銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は軟調。WTI期近の11月物は前週末比0.01ドル安の1バレル91.85ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落。12月物は前週末比22.1ドル安の1トロイオンス1737.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は8645円大証清算値比55円高だった。
米株が堅調で、円安基調のため、本日の日経平均も強い動きが予想される。想定レンジは8600円~8700円程度。15日引け後に、スプリントの戦略的買収(子会社化)を正式発表したソフトバンク(9984)がいったん材料出尽くしで買い戻され、日経平均を押し上げそう。また同様に、世界景気鈍化懸念で売られていた、景気敏感株への買戻しも、「短期的な売られ過ぎ」を理由に継続する見通し。
日経平均がリバウンドに入るなら、当面は9日と10日とで空けた窓(8660.68円~8765.55円)埋めが目先のメドになりそう。なお、円高、世界景気減速、中国での反日機運の3重苦に喘ぐ企業群の業績下方修正リスクを考えると、相場全体を取り巻くムードは、引き続き白け、また、模様眺め気分が強い状況が継続する公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)