
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
10月05日 08時22分
本日の相場見通し/動けるのは、日銀会合の結果が判明してから
4日の米国株式市場では、NYダウは続伸し、前日比80.75ドル高の13575.36ドル、ナスダック総合指数は3日続伸し、同14.23ポイント高の3149.46ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.88(5.70%)安の14.55だった。週間の米新規失業保険申請件数が4000件増加して36万7000件と、前週比で市場予想(37万件)ほど増えなかったことや、8月の製造業受注額が前月比5.2%減と、市場予想の5.9%減よりも減少率が小さかったことが好感された。
NY円相場は横ばいとなり、前日終値と同じ1ドル=78円45~55銭で取引を終えた。円は対ユーロで6日続落し、前日比90銭円安・ユーロ高の1ユーロ=102円15~25銭で取引を終えた。ECBは4日の政策委員会で、政策金利を0.75%で据え置くことを決め、ドラギ総裁は、ECBは必要な条件が満たされ次第、ユーロ導入国の国債購入を開始する用意があると言明した。これが改めてユーロ買い材料になった。
NY原油先物相場は3日ぶりに大幅反発した。WTI期近の11月物は前日比3.57ドル高の1バレル91.71ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。12月物は前日比16.7ドル高の1トロイオンス1796.5ドルで取引を終えた。一時は1797.7ドルまで上昇し、中心限月として昨年11月9日以来、ほぼ11カ月ぶりの高値を付けた。
シカゴ日経平均先物(円建て)12月物は8845円大証清算値比5円高だった。
堅調な米株、ユーロ高・円安など外部環境は良好だ。しかし、本日の東京市場は3連休前の週末で、米雇用統計発表を控えている。加えて、前原国家戦略・経済財政相が出席の意向を示している、日銀決定会合の結果発表を午後に控えている。このため、前場の日経平均は上にも下にも動き難い。動けるのは、日銀会合の結果が判明してからだろう。日経平均の想定レンジは8800円~8900円程度。
仮に、日銀が追加緩和を決めたら、金融・不動産セクターが上がり、決めなかったら、これらは失望売りを浴びそう。なお、昨日一部で、財務省が、ESM債を購入する方針であり、9日に東京で始まる国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会で、欧州側に購入方針を伝える見通しと伝わっている。このため、日銀が追加緩和を見送っても、精密を中心に輸出関連株への買い戻し圧力は強い状態が続きそうだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)
<KAB>外資系6社、売り1050万株、買い840万株、差引き210万株の売り越し
外資系6社、売り1050万株、買い840万株、差引き210万株の売り越し。(4営業日ぶりに売り越し)金額(6社)売り131億円、買い106億円。本日の外資系の特徴は、米国系証券、欧州系証券ともに売り越しの会社が目立つ。セクター別では、売り:電気機器・小売・機械・医薬品・輸送用機器・不動産・情報通信・サービスなど。買い:建設・医薬品・情報通信・不動産・自動車・機械・保険・商社・小売・陸運など。