
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月12日 08時11分
本日の相場見通し/日経平均は前日終値付近で膠着を続けそう
11日の米国株式市場は反発、NYダウは前日比69.07ドル高の13323.36ドルと今年の高値を更新し、2007年12月28日以来約4年8カ月ぶりの高水準となった。ナスダック総合指数は同0.51ポイント高の3104.53ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.13(0.80%)高の16.41だった。12~13日のFOMCでQE3など追加緩和が決まるとの見方が引き続き根強かったことに加え、ドイツの憲法裁判所が12日にESMを合憲と判断するとの期待が高まった。また、中国の温家宝首相が「7.5%の今年の成長目標は達成できる」と述べたと伝わったことも買い材料になった。
NY円相場は反発し、前日比55銭円高・ドル安の1ドル=77円70~80銭で取引を終えた。一時77円70銭と、6月1日以来ほぼ3カ月半ぶりの円高・ドル安水準を付けた。追加の金融緩和期待に加え、ムーディーズが、2013年の米議会の予算協議次第では米国債格付けを引き下げる可能性があると発表したことが、ドル売り材料になった。円は対ユーロで反落し、前日比10銭円安・ユーロ高の1ユーロ=99円90銭~100円00銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は5日続伸した。WTI期近の10月物は前日比0.63ドル高の1バレル97.17ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。12月物は前日比3.1ドル高の1トロイオンス1734.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8810円大証清算値比10円高だった。
米株は好調だが、対ドルでの円高が進んでいる。好悪材料が相殺され、本日の日経平均は前日終値付近で膠着を続けそう。想定レンジは8750円~8900円程度。ESMについての独憲法裁判所による合憲判断と、12-13日のFOMCという2大イベントの結果待ちのため、多くの投資家は様子見を決め込むため、閑散・秋枯れ相場も継続しよう。
物色面では、マーク・ザッカーバーグCEOが11日のサンフランシスコでのイベントで、低迷する株価を憂慮する姿勢を示したことで、フェイスブックの株価が時間外取引で心理的な節目の20ドルを上回った。また、温家宝首相が「7.5%の今年の成長目標は達成できる自信がある」と述べたと伝わっている。これらから、SNS関連や、中国関連に短期資金の流入は期待できそう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)