
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
09月03日 08時34分
本日の相場見通し/日本株への買いは手控えられ続ける可能性が高い
8月31日の米国株式市場は反発し、NYダウは前日比90.13ドル高の13090.84ドル、ナスダック総合指数は同18.25ポイント高の3066.96ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.36(2.02%)安の17.47だった。バーナンキFRB議長がジャクソンホールでの講演で、「深刻な懸念材料」となっている失業率を引き下げるため、一段の措置を講じる可能性を排除しないと明言したことが好感された。
NY円相場は続伸し、前日比25銭円高・ドル安の1ドル=78円30~40銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反落し、前日比15銭円安・ユーロ高の1ユーロ=98円40~50銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日ぶりに反発した。WTI期近の10月物は前日比1.85ドル高の1バレル96.47ドルで取引を終えた。NY金先物相場は4日ぶりに反発した。12月物は前日比30.5ドル高の1トロイオンス1687.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8890円大証清算値比70円高だった。
週末の米株の反発を受け、本日の東京市場も買いが先行しよう。日経平均の想定レンジは8800円~9000円程度。バーナンキFRB議長のジャクソンホールでの講演では、議長は具体的な緩和時期や手段に言及しなかったが、労働市場の停滞に繰り返し懸念を示した。このため、週末に発表される米雇用統計を見極めたいというムードが、週を通じて強い状態が続く公算だ。
一方、1日発表の中国の8月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は前月比0.9ポイント低下し49.2と、節目の50を割り込んだ。これは中国関連株への嫌気材料となりそう。なお、中国をはじめ、欧州も先行き景気への懸念が強まっている。このため、世界景気の敏感株である日本株への買いは手控えられ続ける可能性が高い。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)