
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月31日 07時31分
本日の相場見通し/基本は8900円アラウンドの安値もみあいをイメージ
30日の米国株式市場では、NYダウは反落し、前日比106.77ドル安の13000.71ドル、ナスダック総合指数は5日ぶりに反落し、同32.48ポイント安の3048.71ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.77(4.51%)高の17.83だった。8月のユーロ圏景況感指数(速報値)は86.1と、7月の87.9を下回り、2009年8月以来の低水準となった。これが嫌気された。
NY円相場は反発し、前日比10銭円高・ドル安の1ドル=78円55~65銭で取引を終えた。円は対ユーロで続伸し、前日比30銭円高・ユーロ安の1ユーロ=98円25~35銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落した。WTI期近の10月物は前日比0.87ドル安の1バレル94.62ドルで取引を終えた。NY金先物相場は3日続落した。12月物は前日比5.9ドル安の1トロイオンス1657.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8915円大証清算値比55円安だった。
米株が下落し、円高基調のため、本日の日経平均は軟調推移が予想される。想定レンジは8850円~9050円程度。基本は8900円アラウンドの安値もみあいをイメージする。バーナンキFRB議長の講演を控えた週末でもあり、買い手控え気分が一段と強まりそう。一方、週末要因から、買い方のポジション調整の売りが断続的に出てくることが予想される。
なお、上海総合指数は30日、銀行株の下落、不動産投資の鈍化、鉄鋼需要低迷などを背景に、3年7カ月ぶりの安値を記録した。この上海総合指数が下げ止まらない限り、建機、鉄鋼、海運などの中国関連とされる銘柄群は売り圧力の強い状態が続きそうだ。
一方、環境省は再生可能エネルギーの発電能力を増やす新目標をまとめ、2030年までに洋上風力発電や地熱発電など新しい4種類の発電能力を10年度の約6倍に拡大し、全体の約1割に高めると伝わり、関連株が賑わう可能性はある。しかし、この手の話に市場は食傷気味であり、大きな物色の流れにはなりそうにない。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)