
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
08月17日 07時53分
本日の相場見通し/ザラ場中は7月4日高値9136.02円が強く意識される
16日の米国株式市場では、NYダウは反発、前日比85.33ドル高の13250.11ドルと、5月2日以来、約3カ月半ぶりの高値で取引を終えた。ナスダック総合指数は続伸、同31.46ポイント高の3062.39ポイントと、4月27日以来の高値だった。S&P500種株価指数は同9.98ポイント高の1415.51ポイントと、4月2日以来の高値を付けた。恐怖指数(VIX指数)は同0.34(2.32%)安の14.29だった。
5-7月(第4四半期)決算で、利益と売上高がアナリスト予想を上回った、シスコシステムズが買われた。また、7月の住宅着工許可件数が4年ぶり高水準に増加した。そして、EUがスペインの銀行部門救済のために決めた1000億ユーロの支援資金から、緊急の支払いが近く行われる見通しと伝わった。これらが好感され、相場が押し上げられた。
NY円相場は4日続落し、前日比40銭円安・ドル高の1ドル=79円30~40銭で取引を終えた。一時79円40銭と、7月13日以来、約1カ月ぶりの安値を付けた。円は対ユーロで4日続落し、前日比1円ちょうど円安・ユーロ高の1ユーロ=98円00銭~98円10銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は3日続伸した。WTI期近の9月物は前日比1.27ドル高の1バレル95.60ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。12月物は前日比12.6ドル高の1トロイオンス1619.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は9125円大証清算値比45円高だった。
米国株が堅調で、円相場も対ドルでも、対ユーロでも円安方向。これらが好感され、本日の日経平均も堅調に推移する見通し。想定レンジは9000円~9200円程度。ザラ場中は7月4日高値9136.02円が強く意識され、終値は同日の終値9104.17円が超えられる否かに注目が集まろう。
なお、9136.02円を終値で超えれば、6月4日の8238.96円を1番底、9136.02円をネックライン、7月25日の8328.02円を2番底とする、ダブル・ボトムが完成する。このケースでは、最終的には押し幅の倍返しの水準(9988.55円)が意識されるのだろうが、短期的には、まずは5月2日と7日とで空けた窓(9206.45円~9344.53円)埋めの有無が強く意識されそうだ。
ところで、8月第2週(6~10日)の投資部門別株式売買動向では、個人投資家が5週ぶりに売り越した。売越額は1792億円で、2月第3週の1861億円以来、約半年ぶりの大きさだった。一方、外国人投資家は7週ぶりに買い越した。買越額は591億円。逆張りの個人、順張りの外国人の特徴が明確に出ている。こうなると、ここから上は、個人投資家の利食いや、戻り待ちの売り物をこなしながらということになる。そうなると、東証一部の売買代金がもう一段膨れてこないと、相場の上値は重くなる公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)