
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
07月04日 08時17分
本日の相場見通し/指数は堅調でも、商いは盛り上がらない
3日の米国株式市場では、NYダウが反発し、前日比72.43ドル高の12943.82ドルと、5月7日以来ほぼ2カ月ぶりの高値で取引を終えた。ナスダック総合指数は3日続伸し、同24.85ポイント高の2976.08ポイントと、5月3日以来2カ月ぶりの高値で取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.14(0.83%)安の16.66だった。この日は、4日の独立記念日の祝日を控えて短縮取引だった。5月の米製造業受注額は前月比0.7%増と、市場予想の0.1%程度の増加を上回った。これが好感された。
NY円相場は反落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=79円75~85銭で取引を終えた。円は対ユーロで反落し、前日比55銭円安・ユーロ高の1ユーロ=100円55~65銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発。WTI期近の8月物は前日比3.91ドル高の1バレル87.66ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発。8月物は前日比24.1ドル高の1トロイオンス1621.8ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は9145円大証清算値比75円高だった。
5日に、イングランド銀行が量的緩和枠を追加し、ECBは政策金利を引き下げるとの観測が強まっている。また、景気の低迷を示唆するマクロ指標の発表が相次ぐ中、FRBが近い将来にQE3に踏み切るとの思惑も燻っている。これがユーロ高と欧米株高、高債務国の国債利回り低下に寄与している。
本日の日経平均の想定レンジは9000円~9200円程度。ただし、指数は堅調でも、積極的な売買は手控えられ、売り物薄の中、売り方の買戻しが入るだけの、中身の乏しい相場をイメージしている。結果、商いは盛り上がらないだろう。
ところで、JR東日本(9020)は、3日、耐震補強対策等のさらなる強化を発表した。首都直下地震に備え、盛土、切取、レンガアーチ高架橋、電化柱等の耐震補強、駅・ホームの天井・壁落下防止対策などに着手するとともに、これまでも取り組んできた橋脚の耐震補強を前倒しするという。このため、関連株が賑わう公算が大きい。また、イランが、欧米による対イラン経済制裁に協力する国の原油タンカーについて、ホルムズ海峡の通過を許可しないとする法案を準備していると伝わっている。これを受け、原油間連や、タンカー株も物色されそう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)