
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月20日 08時22分
本日の相場見通し/反発想定も、東京株式市場の閑散・膠着は続く
19日の米国株式市場では、NYダウは反発し、前日比95.51ドル高の12837.33ドル、ナスダック総合指数は4日続伸し、同34.43ポイント高の2929.76ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.06(0.33%)高の18.38だった。欧州の銀行同盟についての、協議が前進する可能性やFOMC声明で追加の金融緩和策が発表されるとの期待が相場を押し上げた。また、「欧州金融安定基金(EFSF)による債務不安国の国債購入をドイツ当局が認める意向だ」と伝わり、ダウの上げ幅が一時150ドルを上回った。しかしその後、ドイツ当局者の否定コメントが伝わり、伸び悩んだ。
NY円相場は反発し、前日比15銭円高・ドル安の1ドル=78円90銭~79円00銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日ぶりに反落し、前日比70銭円安・ユーロ高の1ユーロ=100円10~20銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の7月物は前日比0.76ドル高の1バレル84.03ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落した。8月物は前日比3.8ドル安の1トロイオンス1623.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)9月物は8695円大証清算値比45円高だった。
米株が堅調のため、本日の日経平均は反発する見通し。想定レンジは8600円~8800円程度。しかし、多くの投資家は様子見スタンスを崩さないため、閑散相場は続き、且つ、短期筋中心に市場参加者が激減しているため、日中のボラティリティーも非常に低い状態が継続しよう。
スペイン政府が19日実施した1年物と1年半物の国債入札では、目標上限の30億ユーロを調達できたが、1年物の平均落札利回りは5.1%と5月実施分の3%を大きく上回った。また、10年物国債利回りは7.04%と、「危険水域」とされる7%を超え、国債消化が不安視される状況に変化はない。少なくとも、スペインの国債利回りが目にみえて低下しない限り、円は高止まりし、東京株式市場の閑散・膠着は続く公算が大きい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)