< 来週の相場見通し/外部環境や先進国の中央銀行の動向次第では大きく動く

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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

06月15日 15時35分

来週の為替見通し/レンジは1ドル=78.00-80.15円を想定

今週の円相場は狭いレンジでのもみ合いとなった。前週末のスペインの銀行支援に向けたユーロ圏財務相の合意を好感し、円売り・ドル買いが先行。国際通貨基金(IMF)が「円は中期的に幾分過大評価されている」「日銀の資産購入は大幅に拡大が可能」との見解を示したことも円の重しとなった。

ただ、スペインの銀行支援策の詳細に対する疑問などから、スペインの10年債利回りはユーロ導入来最高水準まで急上昇した。欧州債務問題に対する警戒感から、円が一方的に売られる展開にはならなかった。今週の高値は78.80円、安値は79.78円で値幅は98銭程度と小さかった。

来週、米国では18日に6月NAHB住宅市場指数、19日に5月住宅着工件数/建設許可件数、20日に米連邦公開市場委員会(FOMC)、21日に6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、5月中古住宅販売件数、4月住宅価格指数、5月景気先行指標総合指数などが発表される。

一方、日本では18日に金融経済月報(基本的見解)、19日に4月景気動向指数改定値、20日に5月22-23日分の日銀金融政策決定会合議事要旨、5月貿易統計(通関ベース)、4月全産業活動指数などが公表される。

また、18-19日に20カ国・地域(G20)首脳会議、21日にユーロ圏財務相会合が開催されるほか、22日にはフランス・ドイツ・スペイン・イタリア首脳がユーロ圏危機について協議する。

来週の注目はFOMC。市場関係者からは「米金融当局は難しい判断を迫られるだろう」との声が聞かれた。欧州の銀行危機が深刻化し米労働市場もさえないなか、追加緩和への期待が高まっている。半面、追加緩和には政界の反発や内部の抵抗にくわえ、「本当に効果があるのか」との見方も多い。結局、FOMCはぎりぎりまで欧州情勢の変化を見極め、欧州情勢が長期化、深刻化するリスクを視野に入れた対応をとるとみている。

来週の円相場は底堅い展開となりそうだ。週末のギリシャ再選挙や19-20日のFOMCの結果次第ではあるものの、世界景気の減速懸念を背景に投資家はリスクを取りにくく、相対的に安全通貨とされる円は買われやすい状況だ。月末・四半期末が近づくなかで、国内輸出企業の円買い・ドル売りも意識される。半面、円の上昇が続けば政府・日銀が円売り介入を行うとの観測が強まる。その影響で円の上値も限定的とみる。なお、レンジは1ドル=78.00-80.15円を想定している。」

(グローバルインフォ株式会社)