
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
06月07日 08時27分
本日の相場見通し/これまでの流れの巻き戻しが発生
6日の米国株式市場では、NYダウは続伸し、前日比286.84ドル高の12414.79ドルと、上げ幅は今年最大だった。ナスダック総合指数は3日続伸し、同66.61ポイント高の2844.72ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.52(10.21%)安の22.16だった。ドラギECB総裁が政策金利の据え置きを決めた6日の理事会後の記者会見で「欧州債務問題に立ち向かう欧州の政治家や当局者の決意を市場は過小評価している」と述べたと伝わった。一方、米国では、アトランタ連銀のロックハート総裁とサンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁がそれぞれ講演し、追加の金融緩和に前向きな姿勢を示したと伝わった。これらが好感された。
NY円相場は3日続落し、前日比45銭円安・ドル高の1ドル=79円15~25銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に4日続落し、前日比1円60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=99円60~70銭で取引を終えた。欧州連合(EU)とドイツが、資本不足に陥っているスペインの金融機関の救済策を模索していると伝わったことが、ユーロ買いの材料になった。
NY原油先物相場は3日続伸した。WTI期近の7月物は前日比0.73ドル高の1バレル85.02ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。8月物は前日比17.3ドル高の1トロイオンス1634.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は8665円大証清算値比135円高だった。
政策期待が高まり、これまでの流れの巻き戻しが発生している。本日の日経平均も、米株高、ユーロ高を好感し、買いが先行しよう。想定レンジは8550円~8700円程度。なお、日本時間の今晩、バーナンキFRB議長が議会証言を行う。そこで、追加緩和を示唆するとの思惑が燻り、後場に入っても崩れにくい相場をイメージしている。
テクニカル的には、今回の戻りメドとしては、25日移動平均線(6日現在、8773.79円)がまずは意識される見通し。これを終値で上抜けることができれば、200日移動平均線(同、8957.40円)や、52週移動平均線(同、9078.52円)、26週移動平均線(同、9130.77円)などが視野に入り、最大戻りメドは13週移動平均線(同、9317.89円)となる。ただし、25日移動平均線を上抜くには、政策発動期待だけではダメ。具体的、且つ、効果的な政策が発動されることが必要とみておきたい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)