
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
05月25日 08時25分
本日の相場見通し/日経平均も下げ一服、可能性は低いが急激な戻りは警戒
24日の米国株式市場では、NYダウは3日ぶりに反発し、前日比33.60ドル高の12529.75ドル、一方、ナスダック総合指数は反落、同10.74ポイント安の2839.38ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.79(3.54%)安の21.54だった。5月のユーロ圏総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は45.9と前月から低下し、ドイツのIFO経済研究所が発表した5月の独業況指数も予想以上に低下した。これを受け、欧州中央銀行(ECB)が将来政策金利を引き下げるとの観測が台頭し、欧州株式市場が反発した。これが相場のサポート要因となった。
NY円相場は反落した。前日比15銭円安・ドル高の1ドル=79円55~65銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続伸し、前日比25銭円高・ユーロ安の1ユーロ=99円70~80銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反発した。WTI期近の7月物は前日比0.76ドル高の1バレル90.66ドルで取引を終えた。NY金先物相場は4日ぶりに反発した。6月物は前日比9.1ドル高の1トロイオンス1557.5ドルで終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は8585円大証清算値比25円高だった。
外部環境が小康状態のため、本日の日経平均も下げ一服となる見通し。想定レンジは8550円~8750円程度。短期筋のポジションが売りに傾いている可能性が高い。週末要因で、買戻しが加速するようなら、225先物6月物で25日移動平均ベースのマイナス1σ(24日現在、8743円)程度までの戻りは、可能性は低いが警戒しておきたい。一方、下値は東京外国為替市場で円高が一段と進まない限り、8500円から下を売り叩くのは厳しいだろう。
物色面では、JR西日本(9021)が23日、東海・東南海・南海などの巨大地震に備え、耐震補強・津波対策に総額約1000億円を投じると発表し、橋梁株が賑わってはいる。しかし、これらは年初に首都高速の耐震工事期待で相場をやっており、新味に乏しく、持続性に疑問符が付く。むしろ、米ゴールドマン・サックスは08年の金融危機以降、4年ぶりに日本の不動産投資を再開するとの報道を受けての中小型の不動産関連に注目したい。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)