
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
05月23日 08時19分
本日の相場見通し/指数は膠着、再選挙までは仕手系材料株で幕間つなぎ
22日の米国株式市場は反落し、NYダウは前日比1.67ドル安の12502.81ドル、ナスダック総合指数は同8.13ポイント安の2839.08ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.47(2.14%)高の22.4だった。ギリシャのパパデモス前首相が「ギリシャがユーロ圏から離脱するリスクは現実味がある」と述べたと伝わったことが嫌気された。また、フェイスブック株が前日比3.03ドル(8.90%)安の31.00ドルと大幅安で終え、指数を押し下げた。
NY円相場は続落し、前日比65銭円安・ドル高の1ドル=79円90銭~80円00銭で取引を終えた。一時80円14銭まで下げ、17日以来、3日ぶりに80円台をつけた。フィッチが円建ての日本国債の格付けを「シングルAプラス」に1段階引き下げた。これが円売り材料になった。円は対ユーロで3日ぶりに反発し、前日比20銭円高・ユーロ安の1ユーロ=101円40~50銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は反落した。WTI期近の6月物は前日比0.91ドル安の1バレル91.66ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続落した。6月物は前日比12.1ドル安の1トロイオンス1576.6ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は8745円大証清算値比15円高だった。
米株・円相場に方向感が乏しいため、本日の日経平均も方向感乏しいもみあいになる見通し。想定レンジは8600円~8800円程度。日銀が金融政策決定会合の結果を発表するが、4月に追加緩和を決めたばかりでもあり、今回は政策が据え置かれるとの予想が大勢だ。ここでポジティブサプライズの追加金融緩和が打ち出されれば、話は別だが、そうではない限り、本日の相場は無風(ベタ凪)状態だろう。
このような相場環境下、明和産業(8103)、ルック(8029)、新日本理化(4406)、高島(8007)、イトーキ(7972)などの短期資金は仕手系材料株に向かう見通し。基本的に、ギリシャ再選挙の6月17日までは、欧州債務不安が市場全体を覆い、金融市場全体が不安定な状況が続く公算だ。このようなスケジュールを考慮し、それまでは、外部環境はもちろん、機関投資家の売りや、インデックス・裁定解消売りの影響を受け難い、仕手系材料株が割り切り資金の受け皿になるとみている。なお、多くの仕手系材料株は、15日の追証続出局面がセリング・クライマックスになった可能性が高く、底入れを果たしている点も、短期筋は魅力を感じていると考える。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)