< 来週の相場見通し/欧州債務不安が後退しない限り、調整色の強い状況継続

外資系9社、売り1560万株、買い1120万株、差引き440万株の売り越し >

カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

05月21日 08時07分

本日の相場見通し/指数は調整も、仕手系材料株中心に、戻り相場に入る銘柄は出てくる

18日の米国株式市場では、NYダウは6日続落、前日比73.11ドル安の12369.38ドルと、1月6日以来、約4カ月ぶりの安値を付けた。週間で451ドル安と今年最大の下げになった。ナスダック総価指数は5日続落し、同34.90ポイント安の2778.79ポイントと、1月18日以来、4カ月ぶりの安値を付けた。恐怖指数(VIX指数)は前日比0.61(2.49%)高の25.10だった。フェイスブックの上場初日の動向が期待外れとなり、投資マインドが悪化した。欧州債務問題に対する懸念が燻り続けたこともネガティブに作用した。

NY円相場は続伸した。前日比25銭円高・ドル安の1ドル=78円95銭~79円05銭で取引を終えた。円は対ユーロで6日ぶりに反落し、前日比30銭円安・ユーロ高の1ユーロ=100円90銭~101円00銭で取引を終えた。

NY原油先物相場は6日続落した。WTI期近の6月物は前日比1.08ドル安の1バレル91.48ドルで取引を終えた。NY金先物相場は続伸した。6月物は前日比17.0ドル高の1トロイオンス1591.9ドルで取引を終えた。

シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は8555円大証清算値比45円安だった。

G8首脳会議での19日採択した宣言は「成長と雇用の促進は必要不可欠だ」と明記し、ギリシャにはユーロからの離脱をとどまるよう促した。しかし、具体策には踏み込めなかったため、市場へのインパクトは、ややネガティブとの印象。ユーロ安、株安、高債務国の国債価格下落は継続する見通し。今後は、日銀の金融政策決定会合と、EUの非公式首脳会議に関心が移ることだろう。

本日の日経平均の想定レンジは8500円~8650円程度。積極的に株を買う材料が見当たらない中、売り方の利益確定の買戻しや、値ごろ感からの押し目買いが多少入る公算だ。なお、個人信用の追証絡みの売りは、年初来安値が555を記録した15日にピークアウトしたとみられる。今後も五月雨的に信用買い方の敗戦処理に伴う手仕舞い売りは出るだろうが、投売りがピークアウトし需給が改善した仕手系材料株中心に、戻り相場に入る銘柄は出てくるとみている。

(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)