
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
05月18日 07時52分
本日の相場見通し/日経平均の想定レンジは8600円~8750円程度
17日の米国株式市場では、NYダウは5日続落、前日比156.06ドル安の12442.49ドル、ナスダック総合指数は4日続落、同60.35ポイント安の2813.69ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同2.22(9.97%)高の24.49だった。一部国有化されたスペインの銀行バンキアから預金が大量に引き出されたとの報道があり、スペイン政府はこれを否定した。また、ムーディーズが、スペインの金融機関に格付けを引き下げると通告したと伝わった。そして、フィラデルフィア連銀の5月の景気指数は市場予想に反して大幅に悪化し、好不況の分かれ目であるゼロも下回った。これらが嫌気された。
NY円相場は3日ぶりに反発、前日比1円05銭円高・ドル安の1ドル=79円20~30銭で取引を終えた。円は対ユーロで5日続伸し、前日比1円35銭円高・ユーロ安の1ユーロ=100円60~70銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は5日続落した。WTI期近の6月物は前日比0.25ドル安の1バレル92.56ドルで取引を終えた。NY金先物相場は5日ぶりに反発した。6月物は前日比38.3ドル高の1トロイオンス1574.9ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は8680円大証清算値比170円安だった。
スペインの銀行部門の危機が拡大していることでユーロ圏崩壊懸念が一段と強まり、17日の欧州株式市場の主要株価指数は5カ月ぶり安値で取引を終えた。また、米株も軟調で、円が対ユーロはもちろん、対ドルでも高い。これでは、買いは、ETFを買うであろう日銀と、売り方の利益確定の買戻しくらいしか期待できそうにない。日経平均の想定レンジは8600円~8750円程度。
なお、売り一巡後は、東京外国為替市場で一段の円高にならない限り、安値圏でもみあいになるとみている。8600円台前半では、押し目買いや、売り方の買戻しが優勢とみるからだ。一方、8700円付近では、戻り売り圧力が強いとみている。
ところで、18日にナスダック証券取引所に上場する、米フェイスブックの公開価格が1株あたり38ドルで決まった。時価総額が8兆円を超えるなど超大型銘柄であり、上場後のj株価推移が、米国市場の株式需給やマインドに大きな影響を与えることが予想されるだけに、要注目だ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)