
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
04月20日 08時13分
本日の相場見通し/基本は9600円アラウンドのもみあい
19日の米国株式市場は続落、NYダウは前日比68.65ドル高の12964.10ドル、ナスダック総合指数は同23.89ポイント安の3007.56ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.28(1.50%)安の18.36だった。4-6月期の売上高と利益の見通しがともに市場予想を下回ったため、携帯電話向け半導体大手のクアルコムが売られたことが嫌気された。また、週間の新規失業保険申請件数が市場予想より多かったことも悪材料だった。
NY円相場は3日続落し、前日比30銭円安・ドル高の1ドル=81円50~60銭で取引を終えた。円は対ユーロでも3日続落し、前日比60銭円安・ユーロ高の1ユーロ=107円15~25銭で取引を終えた。
NY原油先物相場は続落した。WTI期近の5月物は前日比0.40ドル安の1バレル102.27ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。6月物は前日比1.8ドル高の1トロイオンス1641.4ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は9560円大証清算値比40円安だった。
米株下落も、円相場が円安基調であり、また、19日にスペイン政府が実施した中長期国債入札は投資家からの一定の需要を確認する結果だったため、本日の日経平均は底堅く推移する見通し。想定レンジは9500円~9700円程度で、基本は9600円アラウンドのもみあいとみている。なお、19日のスペイン10年物国債利回りは5.93%と高止まりしており、市場の同国への懸念は燻り続けている。このため、スカッとした上昇は期待薄だ。
フランス大統領選は22日、第1回投票を実施する。G20の財務相・中央銀行総裁会議が19日夜(日本時間20日朝)、米ワシントンで開幕する。また、22日までワシントンで、国際通貨基金(IMF)・世銀春季総会が開催される。これだけ重要イベントを控えた週末であるため、多くの投資家は様子見スタンスを崩すことはないだろう。
このような状況下、注目は明和産業(8103)に代表される仕手系材料株の動き。同社株は19日まで3日連続のストップ高買い気配だったが、19日の出来高は475.2万株にまで膨らんだ。確かに大量の買い物を残したが、比例配分狙いの水増し買い注文も入ったとみられるため、ほぼ全株一致で寄ったとみてよいだろう。このため、本日以降は、値段をこなしながらの商いが予想される。まずは、475.2万株の大商いをこなした669円が強気・弱気の分水嶺となる見通し。669円を上回って推移する限り強気、下回れば弱気ということになる。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)