
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
04月05日 08時14分
本日の相場見通し/米株安、対ユーロの円高で本日の日経平均は軟調推移
4日の米国株式市場は続落し、NYダウは前日比124.80ドル安の13074.75ドル、ナスダック総合指数は同45.48ポイント安の3068.09ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.78(4.98%)高の16.44だった。ダウの下げ幅は今年2番目の大きさだった。スペインが実施した中期国債入札が不調で落札利回りが上昇。ECBが2回にわたり実施した長期資金供給ペの効果が薄れつつあるとの観測が強まり、ユーロ圏債務危機が再び深刻化しているとの懸念が台頭した。
NY円相場は反発し、前日比35銭円高・ドル安の1ドル=82円40~50銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅反発し、前日比1円20銭円高・ユーロ安の108円30~40銭で取引を終えた。スペイン国債入札不調に加え、ドラギECB総裁が理事会後の記者会見で「出口戦略を議論するには時期尚早だ」と指摘したことが、ユーロ売り材料になった。
NY原油先物相場は続落した。WTI期近の5月物は前日比2.54ドル安の1バレル101.47ドルで取引を終えた。NY金先物相場は大幅続落。6月物は前日比57.9ドル安の1トロイオンス1614.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)6月物は9750円大証清算値比70円安だった。
米株安、対ユーロの円高で本日の日経平均は軟調推移。想定レンジは9700円~9900円程度。外部環境は悪化しているが、日銀が9~10日に開く金融政策決定会合への期待から、下値は限定的とみている。確かに、日経平均は昨日の大幅安で調整入りを明確にした。当面は昨日割り込んだ25日移動平均線(4日現在、9956.51円)や、下降を継続している5日移動平均線(同、10035.72円)が抵抗する見通し。一方、下値メドは、3月8日と9日とで空けた窓(9768.96円~9853.18円)があり、ここでいったん止まり、25日移動平均線を目指し、撥ね返されるというのがメインシナリオ。
サブシナリオは、窓埋めでも下げ止まらず、13週移動平均線(4日現在、9436.14円)まで一気に値幅調整するというもの。昨年12月19日の8272.26円から今年3月27日の10255.15円までの上げ幅1982.89円の38.2%押しが9497.69円でもあり、取りあえず、今回の調整のミニマムの値幅調整としては9500円割れが一応の目安になると考えるからだ。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)