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カブ知恵速報

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藤井英敏

マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵

03月02日 16時02分

来週の為替見通し/1ドル=80.50-82.30円でじり安の展開

今週の円相場は一進一退。前週末2月24日のニューヨーク市場の取引終了にかけて円売り・ドル買いが進んだ流れを引き継ぐと週明け27日には81.661円と2011年5月31日以来の安値を付けた。久々の円安水準であったこと加えて月末でもあったため、国内輸出企業からの円買いが入り28日には80.011円まで切り返したものの、日銀の追加金融緩和や米経済の回復を背景にした円売り・ドル買いが上値を抑えた。

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が29日の議会証言で追加の金融緩和を示唆せず米金利が急上昇すると円売り・ドル買いが加速。再び81円台に沈んだ。

来週、米国では5日に2月ISM非製造業景況指数(総合)、1月製造業新規受注、7日に2月ADP雇用統計、10-12月期非農業部門労働生産性、1月消費者信用残高、8日に2月チャレンジャー人員削減数、新規失業保険申請件数、2月雇用統計、1月貿易収支、1月卸売在庫などが発表される。また、5日と6日にフィッシャー米ダラス連銀総裁が講演を行う。

一方、日本では6日に1月毎月勤労統計、1月景気動向指数・速報値、8日に10-12月期実質国内総生産(GDP)改定値、1月国際収支、対外対内証券売買契約等の状況、2月マネーストックなどが公表される。

来週は、ADP雇用統計や新規失業保険申請件数、米雇用統計などの米雇用指標が相場を大きく動かすだろう。結果と共に米金利の反応に注目したい。

来週の円相場は1ドル=80.50-82.30円でじり安の展開となりそうだ。米労働省が1日に発表した4週間移動平均の新規失業保険申請件数は35万4000件で2008年3月以来、ほぼ4年ぶりの低水準だった。

また、バーナンキFRB議長も29日の下院金融委員会での証言で「雇用市場は正常な状態からは程遠い」としつつも「前向きな展開が見られる」と述べた。米雇用市場の改善が続いているとの見方は強く、円売り・ドル買いが出やすい。ただ、年度末で円買い・ドル売りが入りやすく、下落ペースを緩和しそうだ。

なお、締め切りを3月9日に控えるギリシャの債務交換の結果次第で、リスク回避の動きが再燃する可能性がある。その場合は円買いが強まる展開となるだろう。

(グローバルインフォ株式会社)