
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
02月10日 08時16分
本日の相場見通し/日経平均は堅調推移が見込まれる
9日の米国株式市場は3日続伸、NYダウは前日比6.51ドル高の12890.46ドルと、2008年5月19日以来ほぼ3年9カ月ぶりの高値で取引を終えた。ナスダック総合指数は同11.37ポイント高の2927.23ポイントと、2000年12月12日以来の高水準で取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同0.47(2.59%)高の18.63だった。ギリシャの政府と連立与党が、EUなどによる金融支援の条件である新たな緊縮策の受け入れで合意したと伝わった。これは好感された。しかし、ユーロ圏財務相会合では、第2次ギリシャ救済について9日に最終決定には至らなかったことが上値抑制要因となった。
NY円相場は3日続落し、前日比60銭円安・ドル高の1ドル=77円60~70銭で取引を終えた。円は対ユーロで大幅に3日続落。前日比1円05銭円安・ユーロ高の1ユーロ=103円15銭~25銭で取引を終えた。ECBは9日の定例理事会で大方の予想通り政策金利の据え置きを決定した。また、スペインなどの中央銀行が民間銀行から受け入れる担保の範囲を拡大することを認めた。これがユーロの買い材料になった。
NY原油先物相場は3日続伸した。WTI期近の3月物は前日比1.13ドル高の1バレル99.84ドルで取引を終えた。NY金先物相場は反発した。4月物は前日比9.9ドル高の1トロイオンス1741.2ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)3月物は9030円大証清算比20円高だった。
堅調な米株、対ユーロ、対ドルでの円安が好感され、本日の日経平均は堅調推移が見込まれる。想定レンジは8950円~9100円程度。株価指数オプションとミニ日経平均先物2月物のSQ算出後、このSQ値を上回って推移するかどうかが注目される。また、テクニカル的には、200日移動平均線(9日現在、9060.31円)を上回ることが出来るかにも注目したい。なお、TOPIXは既に200日移動平均線(同、781.39ポイント)を、8日段階で終値で超えている。
物色面では、政府は電力、航空など社会の重要インフラをサイバー攻撃から守る対策づくりに乗り出すと伝わり、ネットセキュリティ関連への関心が高まりそう。また、東日本大震災の復興事業の司令塔になる復興庁が10日、ようやく発足することもあり、復興関連への人気も継続しよう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)