
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月29日 11時59分
前場概況(主力株)/29日前場の日経平均は前日比61.29円安の8362.33円
29日前場の日経平均は前日比61.29円安の8362.33円、高値は9時1分の8372.02円、安値は10時10分の8330.87円。東証一部の売買代金は2535億円、値上がり銘柄数は487銘柄、値下がり銘柄数は926銘柄、変わらずは211銘柄。日経平均は3日続落。
28日のNYダウは続落し、前日比139.94ドル安の12151.41ドルで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同1.61(7.35%)高の23.52だった。イタリア財務省が28日実施した期間6カ月と2年の国債入札では、落札利回りがそれぞれ前回入札から大幅に低下した。しかし、ECBが先週、金融機関に対して一段の融資を実施し、ECBのバランスシートが過去最大に拡大した。また、イタリアは29日に10年物国債などの入札を実施する。これらが警戒された。
NY円相場は3日ぶりに反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=77円90銭~78円00銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続伸し、前日比90銭円高・ユーロ安の100円80~90銭。一時100円73銭と、2001年6月以来、約10年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。
NY原油先物相場は反落。WTI期近の2月物は前日比1.98ドル安の1バレル99.36ドルで取引を終えた。NY金先物相場は5日続落。2月物は前日比31.4ドル安の1トロイオンス1564.1ドルで取引を終えた。
米株軟調、対ユーロでの円高が嫌気され、前場の日経平均は軟調な展開。また、28日、イラン海軍のサヤリ司令官が、ホルムズ海峡を封鎖し、原油輸送船を阻止することは「コップの水を飲むより簡単」だと述べたと報じた。これも警戒材料として意識された。多くの市場参加者は、リスクオフ、模様眺めで、積極的な売買は手控えた。結果、閑散・膠着相場が継続した。
東証33業種では、医薬品、電気・ガス、水産・農林、陸運、ゴム製品、銀行の6業種が値上がりした。一方、証券、商品先物、不動産、鉄鋼、倉庫・運輸、保険、ガラス・土石、空運、非鉄金属、鉱業などが値下がりした。個別では、東証一部の値上がり率トップは日本橋梁(5912)、2位はサクラダ(5917)、3位は旭テック(5606)。一方、値下がり率トップはエルピーダメモリ(6665)、2位はETFS銀上場投信(1673)、2位はETFS天然ガス上場(1689)。