
藤井英敏
マネー誌でもおなじみ藤井英敏さんの相場見通しは必見!株式市場の旬な情報をお見逃し無く!投資情報:カブ知恵
12月29日 07時58分
本日の相場見通し/閑散・膠着相場を継続
28日の米国株式市場では、NYダウは続落し、前日比139.94ドル安の12151.41ドル、ナスダック総合指数は4日ぶりに反落し、同35.22ポイント安の2589.98ポイントで取引を終えた。恐怖指数(VIX指数)は同1.61(7.35%)高の23.52だった。イタリア財務省が28日実施した期間6カ月と2年の国債入札では、落札利回りがそれぞれ前回入札から大幅に低下した。しかし、ECBが先週、金融機関に対して一段の融資を実施し、ECBのバランスシートが過去最大に拡大した。また、イタリアは29日に10年物国債などの入札を実施する。これらが警戒された。
NY円相場は3日ぶりに反落し、前日比10銭円安・ドル高の1ドル=77円90銭~78円00銭で取引を終えた。円は対ユーロで3日続伸し、前日比90銭円高・ユーロ安の100円80~90銭。一時100円73銭と、2001年6月以来、約10年半ぶりの円高・ユーロ安水準を付けた。
NY原油先物相場は反落。WTI期近の2月物は前日比1.98ドル安の1バレル99.36ドルで取引を終えた。NY金先物相場は5日続落。2月物は前日比31.4ドル安の1トロイオンス1564.1ドルで取引を終えた。
シカゴ日経平均先物(円建て)は8370円大証清算値比50円安だった。
米株軟調、対ユーロでの円高が嫌気され、本日の日経平均は軟調な展開を余儀なくされよう。また、28日、イラン海軍のサヤリ司令官が、ホルムズ海峡を封鎖し、原油輸送船を阻止することは「コップの水を飲むより簡単」だと述べたと報じた。これも警戒材料。この結果、日経平均の想定レンジは8300円~8400円程度。多くの市場参加者は、リスクオフ、模様眺めで、積極的な売買は手控える公算。結果、閑散・膠着相場が継続しよう。
(株式会社カブ知恵 代表取締役 藤井英敏)